週明けは上昇した場面もみられたビットコインですが、29日朝の時点で4%ほど下落。
現時点で、日足の三角保ちあいを下抜けてきており、下落シナリオも考えられるので気をつけたい場面でしょう。
要点
ビットコインが巨大三角保ちあいを下抜け!?
今週の展望でお伝えしましたが、ビットコインは6月からの日足レベルでのトレンドラインで推移してきました。
しかし、29日午前の時点でそのトレンドラインを下抜けてきており、今後数日間の値動きには注意した方がよさそうです。
ビットコイン円 日足 6月~
1万ドルの節目もわりこんできているので、基本的に投資家の目線は下になりますが、これまでのビットコインの動きを考えると、今日順に急反発してレンジに復帰するというのも考えられます。
いずれにせよ、引き続きボラティリティー(変動率)が高い展開が予想されるので注意が必要でしょう。
いったんのサポートは92万円から98万円にありますが、今後調整が深まるようであれば、80万円近辺までの下落は考えておいた方がよさそうです。
急落要因は何か
なお、今のところ主な急落要因ははっきりしていません。
今回の下落はファンダメンタルズが優勢というより、テクニカル的に重要なレベルを割り込んだことも売りを誘った形となったでしょう。
また、28日のダウは大幅に反発しており、金融市場のリスク回避ムードが落ち着いたことが、ビットコインの下落につながったとも考えられそうです。
ただ、以前からお伝えしている通り、金融市場の不安定さは今や中長期的なテーマになっています。
本日は木曜日となりますが、今日の世界の株式市場の動向・それと金曜日の株式市場の動向が、ビットコインの値動きと相関性があるのかにも注目したいところです。
まとめ
週明け、一時急騰する場面もみられたビットコインですが、29日の未明に比較的大きな下落となりました。
それにより、節目であった1万ドルが決壊、6月からサポートを受けていたトレンドラインも割り込んできているため、今後数日間の値動きには注意した方が良さそうです。
トレンドラインを下抜けたことにより、これでいったん投資家の目線は下になりますが、ボラティリティー(変動率)が高い展開が予想されるので、ダマシなどの動きには気をつけたい場面でもあります。