3月2日の9時に中期レジスタンスを突破したビットコインですが、その後の動きが良くありません。
ゴールドマンサックスの仮想通貨取引デスク情報をポジティブに捉え、
3月1日は大きく上昇していましたが、
ゴールドマンサックス参入は、諸刃の剣的な見方もできるためです。
3月2日午前9時からの動きは、前日大きな上昇を見せた反動で下落し、
切り上がってきた短期サポートをブレイクしています。
上値を目指し始めたかに見えたビットコインですが、再び黄色信号が灯った形です。
ビットコインの3月3日の概況について解説します(この記事は3月3日8時の情報で書いています)。
3月2日午前9時からの動き
ゴールドマン取引デスク好感の余波が続き、
3月2日9時には528万円の中期レジスタンスをブレイクしましたが、
542万円の目標ラインには到達し中途半端に終わってしまいました。
その後はゴールドマンの参入を懐疑的に見る動きから売られ、
3月3日午前1時には切り上がってきた短期サポートをブレイクしてしまいます。
短期サポートがまた悪い形でブレイクされており、本日の東京時間でも警戒感が強まりそうです。
短期サポートはこのままの動きなら、3月3日の夜間に再び発生します。
なぜゴールドマン参入情報はネガティヴになったか?
ゴールドマン参入は2017年にもありましたが、
参入後にビットコイン価格は下落していったことから諸刃の剣的な見方をする事もできます。
通常、世界レベルの金融機関は仮想通貨をそのまま買ったりせず、
先物取引との裁定、投資家との先渡契約、新たな金融商品の開発を行います。
買っているように見えて、全体ではショートポジションにしている事もあり、
先物で売り浴びせるなどネガティヴな材料にもなりやすいです。
3月3日のサポート、レジスタンス
揺り戻しをうけたビットコインですが、3月3日の動きには要注意です。
短期サポートはまだ消えており、その後も反発がイマイチなため、
500万円を割ってしまうと中期サポートを意識する動きになる可能性があります。
一方で短期レジスタンスは3月2日の夜間に再び発生し、537万円のところにあります。
中期レジスタンスも今後発生予定で、早い段階で切り返す動きにならないと、
再び下落トレンドに入る可能性があるので注意が必要です。
ただ最近の傾向として日本時間は堅調な動きを見せるため、本日も期待したいところです。
まとめ
ビットコインはゴールドマン参入情報から上がっていましたが、
参入情報をネガティヴに捉える動きから下落、短期サポートをブレイクしています。
短期レジスタンスが再び出現しており、
反発の動きがないと500万円を割ってしまうと更なる下落を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。