17日、リップルのCEOであるBrad Garlinghouse氏はアメリカ大手メディアCNNの取材に対して「5年後にはAmazonのような存在になっているだろう」と発言しました。
また、同時にIPOの短期的な予定はないことも明言したようです。
確実に成長していくという大胆発言は、リップルの明るい未来を示すのでしょうか。
リップルのCEOは強気発言
2月17日、アメリカ大手メディアCNNによる、リップル社への取材内容がツイッター上で公開されました。
https://twitter.com/jchatterleyCNN/status/1229413010512502785
ツイッター上では、パート1~3までの内容が公開され、その再生回数は18日時点で計17万回以上と非常に高い注目を集めています。
取材の中でリップルのCEOであるBrad Garlinghouse氏は、「5年後にはAmazonブックスではなくAmazonのような存在になっているだろう」と非常に強気な発言をしました。
Amazonは元々小さな本屋から始まりましたが、当時は珍しかったインターネット書籍販売で大きく成長。
現在は、知らない人が居ないほどの超大企業に成長しました。
つまり、AmazonブックスではなくAmazonのようになるということは、現時点では一般的な知名度は低いものの、5年後には人類の大半が利用するような企業になることを意味していますね。
確かに、国際送金市場は年々市場を拡大しており、今後確実に成長する市場であることは間違いありません。
今は一般人でも海外のネットショップを利用して商品を取り寄せているくらいなので、国際送金が一般化すればBrad Garlinghouse氏の通り、Amazonのような企業になることは夢ではないかもしれません。
強気発言の根拠
もちろん、この強気発言の裏には明確な根拠があります。
リップルは去年、アメリカの大手国際送金サービスのマネーグラムを買収したことによって、大きく活路を見出すことができました。
マネーグラムは、ニューヨーク証券取引所に上場している大企業であり、約200ヵ国への送金が行えます。
そして、そのマネーグラムも先月にインドへ進出することを発表したことによって、世界人口2位の国でリップルが利用される可能性が浮上しました。
インドでリップルが使われるようになれば、利用ユーザーが爆発的に増えることになりますので、必然的にリップル自体も上昇するでしょう。
他にも、今年に入ってからタイのサイアム銀行と提携を結んだり、Euronet Worldwideの子会社がリップルネットへの加盟を発表するなど、留まるところを知らない展開を続けています。
現時点でもこれだけ幅広い提携が出来ているとなると、もはや基盤は整ったようなものです。
ここからあと5年、今のペースで提携を結び続けることができると考えると、Brad Garlinghouse氏による強気発言にも納得できるでしょう。
IPOについては否定
Brad Garlinghouse氏は先月、年内にIPOをする可能性を示唆していましたが、今回の取材では短期的には行わないことを発表しました。
IPOはリップルにおいて好材料でもある反面、IPOに失敗すればリップルの価格を大きく下げる要因にもなりかねません。
その調整を図るためにももう少し期間が必要だと判断したのかもしれませんね。
とは言え、IPO自体をおこなう気は俄然あるようで、近いうちにまた新しい発表がある可能性はあります。
まとめ
今回はリップルCEOのBrad Garlinghouse氏とCNNの取材についてまとめさせていただきました。
CNNの取材上でBrad Garlinghouse氏は、5年後にはAmazonのように大きく成長できるだろうと語っており、今後も今のペースのまま成長し続けるような強気な姿勢を見せました。
また、年内に期待されているIPOについては、短期的に行う予定はないと否定しました。