リップル社CEOのブラッドガーリングハウスがインタビューで、XRPを売却しないとリップル社は利益が出ない状況であることを明かしました。
順調に提携先を増やしていた為、リップルホルダーの大半は事業による利益があると見込んでいましたが、どうやらそれは誤りであったようです。
XRPの売却が無いと利益が出ないということは、リップル社のXRP保有数が減るにつれ、厳しい状況に陥ることを意味しますので今後の価格にも影響が出てくるかもしれません。
リップル社の収益の大半はXRP売却によるもの
リップル社CEOのブラッドガーリングハウス氏がインタビューで、リップル社の収益の大半はXRPの売却によるものだということを明かしました。
仮想通貨が落ち着きを見せ始めている今でも、リップルの話題が尽きない程日本ではリップルの人気がある為、SNSなどでも大きな騒ぎを見せています。
XRPを売却しないと利益が出ないということは、つまり現状の事業収益はほとんどないことを意味します。
まだまだ発展途上とはいえ、既に大量の資金を集めているはずのリップル社が事業で利益を出せていないのはかなり大きな問題になるでしょう。
XRPの時価総額は3月時点で1兆円以上にのぼります。
株で言えば、そこそこ大企業にあたる部類に入りますよね。
しかし、利益を出せていない企業が時価総額1兆円ともなると、投資家からの視線は今までと違ったものになるかもしれません。
とは言え、コロナウイルスの影響で世界中の資産価値を持つ商品が暴落している最中でこの発言をするということは、何らかの意図があるのでしょう。
ブラッドガーリングハウス氏は先月、アメリカ大手メディアCNNのインタビューに対して「5年後にはAmazonブックスではなくAmazonのような存在になっているだろう」と強気なコメントをしています。
たった一ヶ月で、経営状況が一転するとは考え難いので、XRPの価格が暴落しない自信があっての上で、リップル社の収益状況を明白にしたのかもしれません。
あくまで仮定の話ではありますが、もしそうなのであればXRPはまだ安泰だと考えられるでしょう。
利益が出るのはこれから?
リップル社は、元々利益よりも提携を広げることを優先していましたので、現時点で利益が出ていないのはそこまでおかしいことではないのかもしれません。
今は利益が出ていなくとも、国際送金事業でトップに躍り出ることができれば、将来的には大幅な利益を出すことができるでしょう。
ですが、国際送金事業を制するのはなかなか険しい道になります。
SWIFTやアリペイなど、倒さなければならない強敵が無数に存在しています。
そんな中で目先の利益を求めてしまうと、後々そのツケが回ってきてしまい、結果的に損をする可能性があります。
リップル社ももちろんそんなことは理解しているはずなので、今は利益を求めずに提携を広げることに専念しているのかもしれませんね。
また、リップルはまだ台頭してきてたった数年しか経っておりません。
これからまだまだ伸び代を残している状況なので、すぐに結果を求めずに気長に経過を見守っておきましょう。
次の発言に期待
ブラッドガーリングハウス氏は最近いろいろなメディアで発言をしています。
今回の発言によって、ホルダーからはかなり疑惑の声が挙がっている状況なので、近いうちにまた新たな発言が出る可能性が高いです。
もしXRPが下がらないという根拠があっての上で、今回の発言をしたのであれば、次回はそれなりの好材料を投下してくるでしょう。
場合によっては、XRPの価格を大きく変動させる要因になるかもしれませんので、今後もブラッドガーリングハウス氏の言動には注目をしていきたいところですね、