リップル(XRP)は3月16日から再び短期上昇チャートを形成中。
2020年12月以降の高値までの接触も近づきつつあります。
しかしチャート上では高値接触の前に、
上値が重くなる展開も確認され始めました。
今後リップル(XRP)は短期的に下落の動きへ移行するのでしょうか?
リップル(XRP)は日足にて長い上ヒゲが連なる展開に
XRP/USDの日足チャートを分析していきます。
2月14日より短期的な下降トレンドラインを形成しながら、
上値を切り下げてきたリップル(XRP)。
対してサポートラインは75日EMAが機能しており、
チャートの形的にはディセンディングトライアングルとなります。
ディセンディングトライアングル
下降型の三角持ち合いとも呼ばれる。
下値は一定に保たれている中で、上値が切り下がる展開となる持ち合いの値動きです。
売り圧力が優勢とも捉えられ、下落方向へ動きやすいチャートの形です。
下降型の三角持ち合いが形成されたことで、下落方向への見方が強まったリップル(XRP)。
しかし3月16日には、一時下降トレンドラインを上回る値動きが確認されました。
ディセンディングトライアングルを否定した形となったリップル(XRP)は、
その後上昇チャートを形成しています。
3月24日まで上昇チャートを形成しているリップル(XRP)ですが、
ローソク足では3月22日、23日と連日長い上ヒゲを伴うローソク足が形成中です。
上昇チャートの中、売り圧力の存在も確認され始めたリップル(XRP)は、
下落への値動きを危惧する必要がある相場です。
超短期上昇トレンドラインを目安にトレードを
少し短期的にXRP/USDの4時間足チャートも確認していきます。
日足では、3月22日、23日と連日上ヒゲを伴う形となったリップル。
短期的に見ると、確かに3月22日以降の上昇の値動きには反落の値動きも伴っています。
しかし反落がある中でもしっかりと直近上値を超える形を示しているリップル。
ダウ理論では短期的な上昇トレンドが形成される相場と言えるでしょう。
注目したい点は、現在形成されている上昇トレンドラインに沿って、
今後も更に上値を伸ばせるのかという点です。
上昇トレンドラインに沿って、0.6ドル近辺を上回る値動きとなった場合、
短期的には上昇トレンド継続と言う形になります。
その場合、長い上ヒゲを伴うローソク足を連ねた相庭であっても、
今後も上昇の値動きが続く可能性があります。
しかし上昇トレンドラインを下回る値動きとなってしまう場合、
短期的にも上昇トレンドが否定されることになり、
下落方向への可能性が上がることになります。
また直近上値である0.6ドルを超えずに反落する場合も、
短期的にはhead and shoulderが意識される相場となります。
すると下落への警戒は更に強まることになります。
その場合、トレンドラインブレイク時の値動きは、
大幅な下落へと繋がりやすくなってしまうでしょう。
長期的にはまだまだ強気相場目線のリップル(XRP)に期待
併せてXRP/USDの週足も確認します。
短期的には、上値が重くなる形も確認されているリップル(XRP)。
しかし長期的に見ると、2020年12月末以降の値動きでは、
下値を切り上げる展開が続いています。
そのためリップル(XRP)は依然長期的に見ると強気相場目線にいるということになります。
強気相場目線中のリップル(XRP)は、
基本的に押し目買いを狙う投資家に合わせた取引が有用となります。
しかし長期的な上昇トレンドラインを下回る展開が今後確認される場合、
強気相場目線に不安感が漂うことになり、
相庭としては、長期的に持っていた買い注文を、
どこで手放すかという形になります。
つまり下落方向を意識した取引が重要となるでしょう。