Binanceが2023年の総括レポートを公表しました。
それによると1年間で4000万人超の新規ユーザー獲得など、多数の成果を示しています。
一方日本版では将来性が期待される一方、口コミで課題も指摘される状況です。
Binanceの近況について見ていきましょう。
要点
ユーザー数増加を続けるグローバル版Binance
Binanceは2023年の総括レポートで、ユーザー数の増加をアピールしました。
2023年だけで、4000万人以上の新規登録者を迎え入れています。
Binanceはもともと、世界トップクラスの登録者数で話題でした。
2023年も勢いが止まらず、今後の事業拡大にも期待がかかります。
グローバル版Binanceのユーザー数が多いのは、さまざまなメリットのおかげです。
取引手数料が安く、BNBトークンの保有で手数料の割引も受けられます。
取扱銘柄は2023年12月31日時点で500以上です。
選択肢の多さと使いやすさが、世界中のユーザーから評価されています。
仮想通貨の世界的認知度が高まるなか、Binanceのユーザー数の増加は今後も続きそうです。
事業強化の成功も続ける
Binanceはユーザー数の増加以外にも、事業強化を続けています。
公式X(旧Twitter)では、代表的な成果として以下を述べました。
・プルーフ・オブ・リザーブシステムの更新
・18地域での規制当局からの承認
たとえば取引所のセキュリティ強化は、ユーザーの資産を守るうえで重要です。
2023年も多くの新規登録者を迎えたため、ハッキング対策と向き合い続けているのでしょう。
プルーフ・オブ・リザーブシステムとは、保有資産の証明方法のひとつです。
仮想通貨の管理者において、顧客資産総額と同等かそれ以上の保有証明が必要という考え方で、Binanceはこちらのアップグレードも果たしています。
以上により、資産管理の透明性をアピールする狙いです。
また新たな地域での規制当局からの承認により、Binanceはさらなる事業拡大が可能になりました。
このようにBinanceは、多方面で事業強化を続ける状況です。
2024年もさらなる発展を見込めるでしょう。
日本版は高評価の一方課題もあり
Binanceは2023年8月1日に、日本版の運営を始めました。
グローバル版が事業拡大を続けているため、日本版も2024年の発展に期待できます。
しかし口コミでは課題も指摘されており、改善が求められる状況です。
まずは良い口コミから見ていきましょう。
Binance Japanに対して、取扱銘柄の多さや使いやすさが評価されています。
日本版は2023年12月31日時点で47銘柄が取引可能で、国内トップクラスです。
さらに世界的な影響力のあるBinanceなので、使いやすさへの高評価もありました。
続いて悪い口コミもチェックしてください。
手数料の高さやシステムの制約などが、デメリットとして指摘されています。
国内の取引所によっては、取引手数料が無料なので、Binance Japanの利用時にコストを高く感じる方もいるようです。
さらにBinance Japanから国内取引所へ送金できず、日本円での板取引もないというコメントがありました。
こうした課題の解決も、Binance Japanに求められています。
まとめ
2023年もBinanceは躍進を続けました。
ユーザー数が増えただけでなく、システムの強化などもしており、進化が止まりません。
同年には日本進出も果たし、国内トップクラスの銘柄数を記録しました。
しかし取引手数料の高さや送金時の制約など、課題も見られます。
それでも2024年は、Binanceのさらなる躍進に期待です。