中国の仮想通貨取引所であるFCoinでメンテナンスに失敗して、システムやデータが破損する事態が起きました。
FCoinによると、現在コアメンバーと連絡が取ることができず、進歩状況は今後発表していくとのことです。
なお、ハッキングではないかという指摘については、FCoin側は否定しています。
FCoinのシステムが破損する
中国の仮想通貨取引所FCoinで、2月11日に行ったメンテナンスに失敗し、システムやデータが破損する事態が起こりました。
先日はイタリアの仮想通貨取引所がハッキングで閉鎖したばかりなので、FCoinもハッキングの被害に遭ったのではないかと噂されていましたが、運営側は否定しております。
とは言え、依然詳しい状況は説明されていないので、ユーザーは不安が募る一方でしょう。
なお、FCoinが発表した現状については下記の通りです。
1. システムは外部のハッカーによってハッキングされていないことが確認されました。
2. チームのコアメンバーと連絡取れないため、一部のシステムやデータがひどく破損され、予定通りにシステムを回復できませんでした。システムを再構造し、データを復元する方法を探していますが、これからのプロセスや予定時間は今後のアナウンスにフォローしてください。
3. 現在の不安定の市場状況を考慮し、レバレッジを利用するユーザーの清算リスクを減らすため、実行可能なソリューションを検討しています。
4. 緊急に出金するニーズがある一部のユーザーに対して、システムを一時的に復元できない状況で、メールで出金を申請することが始まりました。
出金申請には対応
このようなトラブルが起きた際に、ユーザーが一番気になるところは資産を出金できるかどうかです。
もちろんFCoinも例外に漏れず、問い合わせが殺到している為、個別に出金対応する旨を発表しました。
ユーザーは、FCoinに登録したメールから出金申請を直接送ることで、運営がバックアップされたデータをもとに残高を確認し、指定したアドレスまで出金作業を行ってくれるとのことです。
なお、出金申請は記憶に基づいた大体の残高を伝えれば問題ないそうです。
この発表のおかげで、ユーザーの混乱を若干収まりを見せています。
取引所はしっかり見定めること
FCoinは日本でも運営をおこなっております。
しかし、FCoinはどこの地域にも属していないという理由で、金融庁からの警告を無視して運営しておりました。
また、FCoinは配当をすることで注目を集めた取引所ですが、「億単位の配当もあり得る」とおいしい話を出していた手前、怪しいと疑う声も挙がっていたようです。
案の定、今回のような大事件を起こしてしまったわけなので、仮想通貨の取引所は交換業登録されているしっかりした所を選ぶべきだということが証明されました。
日本で安全な仮想通貨取引所
自分の資産を守るためには、安全な仮想通貨取引所を利用しなければなりません。
セキュリティももちろんですが、万が一の時に補償が期待できる取引所を選びましょう。
日本だと一番資産を安全に保管できる取引所はDMM Bitcoinだと考えられます。
DMM Bitcoinは、大企業であるDMMが運営している取引所なので、万が一のことがあっても補償を望めます。
そして、強固なセキュリティで守られている為、そもそもシステムが破損したりハッキングされるということもないでしょう。
また、顧客資産の90%をコールドウォレットに入れて隔離している為、ほぼ確実に資産を守ることができます。
仮想通貨に投資する上で、一番重要なのは取引所選びといっても過言ではない為、現在他の取引所に資産を置いている方は安全なDMM Bitcoinに移行しましょう。