Cointelegraphによると、世界的な仮想通貨取引所であるFTXが、さらなる資金調達を計画しています。
その目的として、新たな企業買収や融資が挙げられる状況です。
日本進出も果たした仮想通貨取引所ですが、躍進を続けるのでしょうか。
最近のFTXの動向をまとめました。
要点
FTXがさらなる資金調達を計画
FTXはさらなる資金調達を計画しているとのことです。
その目的として、新たな企業の買収や融資を挙げています。
世界的な事業拡大に向けて、さまざまな企業をグループに吸収していくのでしょう。
これまでもFTXグループは、2022年1月に資金調達ラウンドを完了させました。
そのときのFTXの目標額は4億ドルで、達成を果たしています。
FTX USも同じ時期に同額の調達に成功しました。
親会社だけでなく、子会社の調達能力に驚く人もいるでしょう。
新たな資金調達についてFTXおよびFTX USは、2社とも1月と同様の目標を掲げているとされます。
これまでの調達能力や買収実績を考えれば、次のラウンドでも好結果を期待できるでしょう。
資金調達の続報に注目が集まりそうです。
FTXの資金調達に関して、以下の口コミが寄せられました。
これまでのFTXグループの買収実績
最近でもFTXは、さまざまな買収実績を打ち立てています。
たとえば5月には、エンベデッド・フィナンシャル・テクノロジーズの買収を明かしました。
このときは、FTXグループの株式提供サービス強化が目的でした。
FTX USは同時期にBlockFiと、買収オプションつき回転信用枠の契約を結んでいます。
BlockFiは今年度前半の仮想通貨不況に巻き込まれ、財政危機に陥っていました。
FTXグループは、経営危機に見舞われている企業に対する救済も狙っているようです。
FTXは6月になると、カナダの仮想通貨企業であるBitvoと買収合意しました。
このほかにも買収検討を一部メディアで報じられるなど、その積極性は業界で有名です。
CoinpostによるとFTXのサム・バンクマン=フリードCEOは19日に、条件の悪い取引も受け入れることを語っています。
これはThree Arrows CapitalやVoyager Digitalなど、仮想通貨関連企業の破綻続出を受けた発言とされます。
FTXが仮想通貨業界の救世主となるのでしょうか。
2022年2月には国内のLiquidも買収
FTXには、国内の仮想通貨企業の買収実績もあります。
2022年2月に、Liquid Group Inc.買収を果たしました。
国内取引所を海外の有名企業が買収したと聞いて、当時驚いた人もいるでしょう。
Liquidグループでは、完全子会社Quoineが仮想通貨取引プラットフォーム「Liquid by Quoine」を運営していました。
しかしFTXの買収により「Liquid by FTX」に変わっています。
現在は、これとは別の日本向けプラットフォームとして「FTX JP」が登場しました。
国内含め、世界的にFTXが勢力を広げています。
まとめ
FTXグループのさらなる資金調達が報じられています。
2022年1月にFTXとFTX USがそれぞれ巨額の調達を完了させましたが、2社ともこうしたチャレンジを再び始める見通しです。
FTXグループは2022年だけでも、国内のLiquidグループを含め数々の買収実績があります。
今後の買収劇に注目する人もいるでしょう。
次の資金調達の結果や、これからの事業拡大に期待です。