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FTX Japan、顧客資産返還は2023年2月がめど

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仮想通貨取引所のFTX Japanは29日のプレスリリースで、出金および出庫サービス2月中旬に再開予定と発表しました。
現在FTX Japanは、親会社のFTXの経営破綻の影響を受け、出金停止が続いています。
今回の発表では、その再開の見通しが立ちました。

FTX Japanの近況について、詳細を見ていきましょう。

 

要点

・FTX Japanが2023年2月に顧客資産開始へ
FTX Japanで出金サービスの見通しが立ち、2023年2月からスムーズに資産を引き出せるようになります。

 

FTX Japanが出金サービス再開の見通し

FTX Japanは29日のプレスリリースで、出金再開の見通しを明かしています。
法定通貨の出金や仮想通貨の出庫について、ロードマップを設けました。

第1段階はLiquid Japan口座の開設で、2023年1月に始まる予定です。
FTX Japanで資産返還を求める顧客は、Liquid Japan口座開設用リンクをメールで受け取ることになります。
出金ルート確保のために、まずはこちらからクリアしなければなりません。

第2段階は残高確認と移管で、2月中旬に実行の見通しです。
Liquid Japanへのログインから、残高を確かめられます。
さらにFTX JapanからLiquid Japanに資産を移せるしくみです。
ただしこの時点では、まだ出金や出庫はできません。

第3段階は出金や出庫サービスの再開で、2022年2月中旬の見通しです。
このタイミングで、Liquid Japanからの出金や出庫が再開されます。

以上のようにFTX Japanでは、顧客資産返還に向けたロードマップを公表しました。
計画どおりに進むことを祈りましょう。

FTX Japanの出金・出庫サービス再開について、Twitterでは以下の口コミがありました。

 

 

 

最新の顧客資産管理情報も公開

FTX Japanでは26日のプレスリリースも含め、定期的な顧客資産の管理状況を公表しています。
管理データを通して、出金を望む顧客に安心感を与えるためでしょう。

まずは26日時点の、仮想通貨の管理状況を見ていきます。

 

 

続いて同日時点における法定通貨の管理状況です。

 

 

FTX Japanでは仮想通貨を企業のコールドウォレットで管理しています。
また顧客からの預かり残高用の口座ももつ状況です。
26日時点のデータでは、すべての銘柄において余剰額があります。

一方で法定通貨は日本の信託口座での管理です。
こちらも顧客の預かり残高信託残高で分別しています。
親会社のFTXとは違った管理体制がうかがえるでしょう。

FTX Japanでは、9月末現在で純資産額が約100億円、11月21日現在で預金が約178億円あります。
親会社のFTXは同社について、米国で11月に破産裁判所へ売却を申し立てました。

FTX Japanは日本の独自規制によって運用を受け、独立性がうかがえることから、売却プロセスのスムーズな進行が可能と考えられます。
事業売却の影響が気になるが、FTX Japanの徹底した管理体制なら、出金までこぎつけられそうです。
 

まとめ

FTX Japanで、出金や出庫に向けたロードマップが公表されました。
それによると出金や出庫は2023年2月中旬からの予定です。
まだ時間はかかりますが、見通しが立ったことで安堵を覚える方もいるでしょう。

FTX Japanは米国で売却対象になりましたが、同社は独自に出金システムを作り、顧客資産の返還を目指しています。
徹底的な分別管理によって、出金体制の再構築ができるのでしょう。
以上から2023年2月中旬には、FTX Japanから資産を取り戻せそうです。

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