仮想通貨サービスの出金停止が、世界中で相次いでいます。
23日には先物取引所であるCoinFLEXが、市況異常などを理由に出金サービス停止を発表しました。
このように仮想通貨を引き出せないトラブルが跡を絶ちません。
日本国内の取引所でも、同様の事態が想定されます。
万が一に備えて、出金停止になったときの対処法を覚えておきましょう。
要点
新たにCoinFLEXでも仮想通貨出金停止
香港拠点の仮想通貨先物取引所「CoinFLEX」が、23日に出金サービス停止を明かしました。
市場状況の異変や、カウンターパーティーの不確実性などが理由です。
出金再開予定は、6月30日になる見通しです。
以前から海外で、仮想通貨プラットフォームの出金停止例が相次いでいます。
シンガポールで活躍していた仮想通貨ヘッジファンドであるThree Arrows Capitalが、債務問題で揺れているのが背景でしょう。
同国では大手とされていたヘッジファンドの問題で、ビットコインやイーサリアムなどへの信頼が揺らいでいます。
これが相場暴落などにつながったため、関連ビジネスの維持もままならなくなっているようです。
これから仮想通貨相場が不安定な局面では、国内の取引所でも同様のトラブルが起きるかもしれません。
海外で今起きている事例を踏まえ、対策を立てる方が賢明でしょう。
CoinFLEXの出金停止について、以下の口コミが寄せられました。
仮想通貨出金停止への対策にウォレットを使おう
出金停止に巻き込まれないためには、ウォレットを使いましょう。
こちらは仮想通貨保管システムです。
取引所に通貨を預けたままでは、いつ出金停止に見舞われるかわかりません。
最近の騒動では、香港の仮想通貨賃借サービスのBabel Financeや、アメリカの仮想通貨融資企業Celsius Networkなどが巻き込まれました。
いずれもその国の業界において、一定の知名度を誇る企業です。
以上から国内大手の取引所でも、今後似たようなトラブルが起きるかもしれません。
そこで重要なのがウォレットです。
特にオフライン管理可能なコールドウォレットを使えば、セキュリティ面から安心できるでしょう。
該当するのは以下の種類です。
・ペーパーウォレット
ハードウェアウォレットとは、仮想通貨管理用の専用デバイスです。
見た目がUSBメモリと似ているなど、手軽に扱えるタイプもあります。
インターネットから離れた状況でも管理できるので、ハッキングを受ける心配もありません。
一方でペーパーウォレットは、データを紙にまとめた状態です。
秘密鍵がアドレスの印刷によって管理できます。
ただし経年劣化で読み取れなくなるリスクがあるため、出し入れが頻繁な方が使うとよいでしょう。。
どちらも紛失するとそのぶんの仮想通貨を失うため注意は必要です。
それでも取引所の出金停止や、ハッキングなどへの対策につながるでしょう。
コールドウォレットがあれば、あらゆるユーザーが安心して仮想通貨を管理できます。
まとめ
CoinFLEXをはじめ、海外の仮想通貨サービスで出金停止が相次ぎました。
以上から世界中のユーザーが不安を抱えているでしょう。
日本国内の取引所でも、今後いつ同様の事態が訪れるかわかりません。
そこで取引所ではなく、ウォレットに仮想通貨を預けて管理しましょう。
特にコールドウォレットなら、ハッキング対策にもつながるので、安心して仮想通貨を保管できます。
最近の出金停止騒動を機に、資産管理を見直してみませんか。