8月11日時点のビットコインの価格は118~120万円台を推移中です。
7月30日の始値103万4,253円から価格上昇を始め、8月7日時点では126万9,706円の高値を記録していましたが、その後は反動からか下落傾向にあります。
ビットコインが下げ相場に転じたことに不安になりすぎて「狼狽売り」をしないように注意する必要があります。
ビットコイン市場の最近の動向を踏まえつつ、今ビットコインユーザーにできることをまとめました。
要約
8月7日に126万9,706円まで価格を伸ばしたビットコインですが、現在は下落トレンドに入った可能性があります。このような状況でも冷静に対処する方法を紹介します。
ビットコインは下落傾向に入ったのか
こちらが8月11日時点のビットコインの値動きを示した日足チャートです。日足とは「1日ごと」という意味です。
ビットコインは6月26日に139万7,613円を記録してからは、乱高下を繰り返していましたが、7月30日からは103万4,253円から上昇トレンドに転じ、8月7日126万6,713円の最高値を記録しました。
8月8日からは三日連続で下落しており、特に10日の下げ幅が大きく、119万1,591円が終値になりました。上昇トレンドの反動が考えられます。
しかし8月11日には画像の時点で119万8,175円と、わずかながら回復しています。
このまま持ち直すのか、それとも下落トレンドは変わらず降下していくのか、ユーザーの見極めが問われています。
下落トレンド中でも狼狽売りをしないこと
このように仮想通貨が下落傾向に入っても、何も考えずに慌てて売ってはいけません。このような行動は「狼狽売り」と呼び、損をしやすいと考えられています。
おそらく8月8日~10日の下落ですでに狼狽売りをしてしまったユーザーもいるのではないでしょうか。
今回のビットコインの下落相場に限らず、仮想通貨の価格が大きく下落する要因は、狼狽売りをしてしまう投資家が多いことも挙げられます。
上昇トレンド中は「買いが買いを呼ぶ」という風に需要が高まり、価格がどんどん上昇していきます。
しかし下落トレンド中も「売りが売りを呼ぶ」といわれるほど、価格がどんどん下落するケースがあります。
狼狽売りをしないためには、目の前のチャートが示す下落傾向に一喜一憂しないことです。
ビットコイン下落の背景を複数の信頼できる情報源からチェックしましょう。加えて、今後の価格上昇の見通しにつながりそうなイベントや兆候がないかも確かめて下さい。
下落相場でユーザーができることは?
中立的な観点から情報を精査し、価格上昇の見通しが立たない場合は「損切り」として、ビットコインを売り払い、これ以上の損失を避けるためのマイナス利益を確定させることも考えられます。
一方、「今回は下落したが、ビットコインの今後の情報を精査して、価格上昇につながりそうなイベントが見つかった」と考えられる場合は、このままホールドし続ける選択になるでしょう。
証拠金を元手にその倍数分の予算を取引できる「レバレッジ取引」をしている方は、下落トレンド中に先に仮想通貨を売る「空売り」を行い、さらに安くなった段階で買い戻し、差額分の利益を確定する戦術も考えられます。
しかし、どの方法が正しいかは、ビットコインの今後の値動きにかかります。複数の情報を慎重に吟味し、自己責任で次の投資戦略を決定するしかありません。
まとめ
ビットコインは8月8日から三日連続で価格が下落しています。
これを上昇トレンドの終わりと読むか、一時的な下落でまた持ち直すと読むかは、ユーザーの感覚に委ねられています。
少なくとも価格の下落に一喜一憂して狼狽売りをせず、複数の信頼できるソースから情報を見極め、状況整理をしてから投資戦略を見直すことが重要です。