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ビットコインを利用した担保ローンが開始!

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Fintertech株式会社が、仮想通貨を担保に法定通貨を融資する「デジタルアセット担保ローン」の開始をプレスリリースしました。これにより、ビットコインを担保に日本円を融資してもらうことができるようになります。

要点

・ビットコインを担保に日本円を融資
今まで国内では仮想通貨を担保にした日本円の融資サービスはありませんでしたが、今回新たに発表された融資サービスの特徴や概要について詳しく解説していきます。

ビットコインを担保にした融資

Fintertech株式会社により発表されたサービス内容によると、保証人不要でビットコインを担保に最大5億円までの融資が、最短4日営業日で融資可能だそうです。

担保対象となる仮想通貨は今の所ビットコインのみで、利息の支払いは年一回のみとのこと。

具体的なローンの契約概要は以下です。

  • 融資対象:法人、個人事業者
  • 貸付利率:実質年率 4.0%~8.0%
  • 担保対象:BTC(担保掛目50%)、保証人不要
  • 契約期間:1年(ロールオーバーあり)
  • 返済方式:元利一括返済方式(返済回数1回)
  • 遅延損害金:年率15.0%
  • オプション:担保暗号資産による弁済可能

なお、実際にローン契約を結ぶためには一定の手続きや審査が必要で、審査と契約の締結が完了した後、借入金の受け取りまで3日営業日程度の時間が必要になるようです。

 

長期保有を継続したまま日本円の調達が可能になる

本サービスを通してFintertech社は、仮想通貨の将来性に期待しつつも日本円の調達を一時的に行いたいという声に答えたいと語っています。

ブロックチェーン技術や仮想通貨関連サービスが着実に整備されている中、仮想通貨そのものを対象とした金融サービスはまだ限られています。

法人や個人事業者の中には仮想通貨の将来性を高く評価し、長期的に保持したいという方も少なくありません。そのような方の中で「仮想通貨は売却したくないが、一時的な資金調達をしたい」と考えている人方には、このサービスが適しているかもしれません。

 

大和証券とクレディセゾンの合弁会社

Fintertech株式会社は、大和証券グループが100%出資し設立したベンキャー企業で、ブロックチェーンなど最先端のテクノロジーを活用し「次世代金融サービスの創出」をミッションに掲げている

その後今年1月末にはクレディセゾンの資本参加を発表しており、34%の株式をクレディセゾンが所有することで両者の合弁会社となりました。

堅い大手企業2社による資本業務提携により、両者のノウハウ、リソースを活用した幅広い事業展開に期待しているそうです。

またプレスリリースの中でデジタルアセット担保ローンの他にも、様々な金融サービスの創出を検討していることを明かしています。

Fintertechでは、暗号資産とその実現技術であるブロックチェーンが次世代金融サービスにおいて重要な役割を果たすと考えていることから、引き続きこれらの領域に注力をするとともに、様々な資金需要にお応えする新たな金融サービスの創出を目指してまいります。

 

まとめ

仮想通貨の中でもビットコインは特に人気が高く、将来性を高く評価しているファンが数多くいます。その中には、価格の値動きがあっても基本的には数年・数十年後の価格を考え長期保有している人もいます。

しかし本サービスを利用して実際に日本円を調達するためには、日本円の2倍のビットコインを用意する必要があるため、利用が想定されるユーザーはかなり少ないのではとの意見もあるようです。

とはいえ、ビットコインを担保に日本円が借りられるというのは面白い取り組みだと思うので、どのように受け入れられるのか注目ですね。

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