ビットコインの新年度相場は前日の終値を挟み狭いレンジでの小動きとなりました。
3月31日午後3時に付けた59900ドルに迫ることが出来ず、動きが鈍い展開です。
動きが悪いとポジション維持コストがかかる短期筋が離散し、短期サポートを下回り、
下落を起こす可能性があります。
ビットコインの4月2日の概況について解説します。
(この記事は4月2日午前6時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
4月1日午前7時からの動き
4月1日午前7時の段階で652万円だったビットコインでしたが、
その後の動きはパッとしない方向感のない展開に終始しました。
午後5時には657万円まで迫るも、高値の661万円には到達せず、
4月2日の午前3時には641万円まで売られ、その後650万円まで戻しています。
3月26日から続く短期サポートは維持されていますが、
小動きに終始したため短期サポートは本日639万円と、現在価格からかなり近い所に切り上がります。
短期筋離散の可能性も
現物トレードをしている人は動きがなくても動じないものですが、
レバレッジをかける短期筋はそうもいきません。
bybitの資金調達率は、現在8時間ごとに0.10〜0.16%買いポジションに対して、
コストが掛かっていますので、動きの鈍さは嫌気されます。
3月31日につけた午後3時の60000ドルを早々に突破できなければ、
我慢できずに手放す動きが出るかもしれません。
本日中の突破に失敗すると、週末の動きを不安定にするでしょう。
本日のサポート&レジスタンス
昨日の動きが小動きだったため、短期のサポートは639万円まで切り上がってきています。
少しの下落で割れてしまう位置にあり、ここを割れると630万円、
中期サポートの600万円が意識されます。
レジスタンスは短期、中期ともに昨日発生しており、短期は659万円、
中期は662万円の位置にあります。
ドルベースで60000ドルを突破してからレジスタンスブレイクとみなしてもいいかもしれません。
そこそこ続いている短期サポートがブレイクされた場合、売りが加速しやすいので注意が必要です。
まとめ
新年度入り初日のビットコイン相場は小動きの展開に終始しました。
4月2日は短期サポートが切り上がってきており、ブレイクされやすい位置にあります。
動きが悪い展開が続くと短期筋が離散する可能性があるため注意が必要です。