ビットコインは先週以降、ずっと大きな動きを続けていましたが、久しぶりの穏やかな動きとなりました。
米国の卸売物価指数が市場予想を下回ったことから、ドルが売られ137円台を一時つけたものの、
その後持ち直しています。
ビットコインの11月16日の概況について解説します。
(この記事は11月16日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
凪の状態?!11月15日午前7時からの動き
11月15日午前7時、230万円で推移していたビットコイン、日本時間から底堅い動きとなります。
230万円半ばへと戻し、その後は小さな動きに、午後10時30分に米PPIの悪化からドルが売られ、
ドル回帰の動きの巻き戻しがあったものの、238万円から上にはいけずに、16日午前7時現在は235万円で推移する展開です。
ほとんど動いておらず、久しぶりの穏やかな動きとなりました。
ドル円はPPIが予想より低い!インフレが収束する?!
前日は午後10時30分に米PPIの発表があり、市場予想より悪く、1ドル139円で推移していたドル円が137円80銭まで売られる展開となりました。
PPIは企業同士の取引の物価で、CPIの先行指標となります。
卸売物価指数が市場予想を下回ることにより、ドル売り、更にビットコイン買いの動きとなるため、ビットコインにはプラスに働きそうです。
ただし、FTX破綻の影響はまだ始まったばかりであり、差引ではマイナスで下げていく可能性もあるでしょう。
ドル高を見越してビットコインを買っていた、日本勢からは大きな売りが出てきてもおかしく無く、米国時間だけで無く、日本時間の下落に注意したいところです。
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは、222万円の位置に短期サポートが切り上がり、正午以降は226万円へと更に切り上がります。
前回の安値に近づく動きは危険水域と言えそうです。
レジスタンスは243万円へと短期レジスタンスが降りてきており、ここをブレイクできると雰囲気が変わるかもしれません。
買い手が減っており、反発の動きが小さくなりつつあります。
まとめ
ビットコインは久しぶりの穏やかな動きとなりました。
米PPIが予想より悪く、ドル高のピークアウトが発生し、ビットコイン受給に影響を与えそうです。
引き続きTFX破綻による信用不安に気をつけましょう。