ビットコインの月初の動きは、続落となり、先週末の水準に近づきつつあります。
米債務上限問題が混沌とする中、ドルの代替で仮想通貨に期待していた動きが多く、米債務上限問題解決はマイナス材料となりそうで、6月はFOMCまで下落するかもしれません。
ビットコインの6月2日の概況について解説します。
(この記事は6月2日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値と値動きの予想を紹介しています。)
力なく下落!6月1日午前7時からの動き
6月1日午前7時、377万円で推移していたビットコイン、午前7時に米債務上限問題の法案が野党が過半数を握る下院で可決した報道から、381万円に上昇したものの、その後は下落の動きとなります。
午前11時には372万円へと下落、NYも特に元気はなく、6月2日午前4時には370万円に下落、その後は373万円で推移する展開です。
動きに乏しく、上昇の動きに転じることができません。
米債務上限問題の解決はマイナス!ドル安も重しに?!
米債務上限問題は6月5日の期限前に解決となり、一区切りしました。
解決したのにドル安に転じていますが、米国の経済指標はADP雇用統計を見ても強いものの、今月のFOMC前からドル高に転じすぎていたため、巻き戻しの動きが発生しています。
米債務上限問題は、『ドルが混沌したら仮想通貨に逃避する』動きを期待したい層が仮想通貨から離れるため、仮想通貨にはマイナス材料でしょう。
6月に入っても動きが良くならず、350万円を睨む展開になるかもしれません。
ビットフライヤーのSFD比率は1.8%で安定しており、動きの鈍さを感じます。
依然として牽引するものがおらず、日本時間でもNY時間でもどこからも売りが出そうです。
先物の窓埋め・・・https://bitcoin-valley.com/news/btcmarket-543/
本日のサポート&レジスタンス
本日のサポートは短期サポートが発生せず、様子見の状態です。
中期サポートの358万円を一気に割れるかもしれません。
レジスタンスは短期レジスタンスが391万円へと落ちてきていますが、典型的な下落トレンドの動きををしています。
一気に下落するかもしれなく、注意が必要です。
まとめ
ビットコインの月初の動きは元気がなく、370万円付近まで売られました。
米債務上限問題解決がマイナス材料と捉えられ、今後も下落する可能性があります。
350万円割れに注意しましょう。