ビットコインの週末相場は下落に見舞われ、戻しを試す展開を撃墜される形になりました。
5月の下げ、3万ドルでは時間と値幅で調整が足りているとは言えないため、
今週から再び暴落の懸念が意識されやすい悪い形です。
ビットコインの6月7日の概況について解説します。
(この記事は6月7日午前7時の情報で書き、短期間のスイングトレードで有効となる数値を紹介しています。)
6月4日午前7時からの動き
6月4日午前7時、430万円で推移していたビットコインでしたが、戻しを試す展開はあっという間に終わったようです。
日本時間から売られ始め、午後2時には少し切り上がった411万円の短期サポートを早々にブレイク、
午後9時には392万円まで下落して、この時点で月の前半の戻すシナリオを否定してしまいます。
6月5日はそれでも日本勢が買い上げ、午後416万円まで戻す意地を見せますが、
欧州時間に再び撃墜され6月6日午前6時には382万円まで下落し、中期レジスタンスもブレイクします。
その後は小康状態に入り、6月7日午前7時現在は392万円の推移です。
再び暴落相場が到来?!
多くの人が5月の安値3万ドルが底と考えているのではないでしょうか。
過去似た相場から推測をした場合、2017年の相場が月足の連続陽線で類似点が多く、参考になりそうです。
チャートは2017年の天井から下落したときの日足ドルチャートになります。
チャートは約50日間で70%下げており、このときの動きを現在に当てはめ考えると、先月底打ちしたと考えるのは早すぎ、値幅は2万ドルまで下落の余地を残しています。
依然として、『【4月22日概況】ビットコイン下落モードが継続!長期トレーダーは離れるべき?!』の通り、
長期トレーダーが買って稼げる展開にはなっていません。
今日のサポート&レジスタンス
今日はサポートもレジスタンスもブレイクされやすい環境から始まります。
短期サポートと中期サポートは381万円にあり、今にもブレイクされそうな位置です。
日本時間の特攻の買いに期待したいところです。
レジスタンスは短期レジスタンスが401万円の位置にあり、中期レジスタンスは明日以降に降りてくる予定です。
中期レジスタンスの切り下がりで、本日から下値基調が強まる傾向にあります。
まとめ
ビットコインの週末相場は短期の戻しが早々に撃墜される形となりました。
この動きを経て、再び下落が始まりそうな雰囲気になっています。
3万ドルを割ってくる場合も考えられますので、6月も余談を許さない相場展開になりそうです。