ブロック・ジャーナルや複数のメディアの報道によると、中国政府はデジタル通貨の発行を始めて正式に認めたとのこと。
今後発行されれば、世界で最初の法定デジタル通貨になるとして注目を集めています。
要点
中国がデジタル通貨「DCEP」を発行か
https://twitter.com/blockjournal/status/1188797999901597697
速報:中国はデジタル通貨「DCEP」を開始このビデオ(確認予定)によると、中国中央銀行はDCEPと呼ばれるデジタル通貨を開始します。最初にテストされ、商業銀行に登録されます。この話の詳細はすぐに。
ブロック・ジャーナルや複数メディアの報道によると、中国は独自仮想通貨「DCEP」を発行する予定であるのを正式に認めたとのこと。
これまでは観測記事などが出ていましたが、中国政府がこのような形で公式に言及したのは初めてになります。
また、上記ビデオで官僚が話すように、もしデジタル通貨が発行されれば、中国はデジタル法定通貨を発行する最初の国になります。
DCEPは人民元をデジタル化したもので、中央銀行による「中央集権型」の仮想通貨通貨になるとのことですが、ブロックチェーン技術は使われているとのこと。
仮に、官僚がはなした通り、DCEPが発行されれば、仮想通貨市場にとってはポジティブな材料となりそうです。
ただ、報道はメディアによってまちまちであり、あくまで今回は「予定」とのことなので、確定材料とは考えず、詳細を待ちたい場面です。
DCEPが与える影響は
金融顧問デヴィアCEO、ナイジェル・グリーン氏が発言していますが、このニュースは仮想通貨市場にとってかなり大きな意味を持ちます。
グリーン氏は、今回の報道によって「仮想通貨が未来になった」とコメント。
同氏が述べるように、世界経済を牽引する中国が「デジタル通貨」という選択肢をとったことで、将来的に仮想通貨が実用的になる可能性はかなり高まったと言えるでしょう。
また、下記の記事でも考察していますが、このような中国の動きに対し、今後他の先進国がどのような動きをするのか注目したいところ。
特に、中国と貿易摩擦で対立し、国内においてはリブラ騒動で揉める米国の次の一手は注目しておいた方がよさそうです。
トランプ政権下ではあまり考えずらいですが、仮に、今後米国や他の国々がデジタル通貨に有効的な政策を発表すれば、今回のように仮想通貨市場が暴騰する可能性があるので注目。
以前から各国の規制動向は材料としてありましたが、今回の中国の報道により、今後はより実用的な政策面での発表も材料視しておいた方が良いかもしれません。
まとめ
ブロック・ジャーナル他複数メディアによると、28日、中国政府は正式に独自デジタル通貨「DCEP」の発行を認めたとのこと。
今回はあくまで「予定」に留まるとのことですが、技術はブロックチェーンが使われており、中国はおそらく最初のデジタル法定通貨を発行する国になるとのことです。
まだDCEPについては確定材料ではありませんが、今後中国動向が仮想通貨市場に大きな影響を与える可能性があるので、引き続き関連する報道に注目したいところです。