ロイター通信によると、英財務省のアンドリュー・グリフィス金融サービス担当次官が20日に、仮想通貨に対するギャンブルとしての規制に否定的見解を示しました。
議会では5月の報告書で仮想通貨について、消費者へのリスクの大きさからギャンブルとして規制されるべきとの見解が示されました。
しかし英財務省は、上記のような強硬な規制には踏み出さない構えです。
仮想通貨がギャンブルかの議論について、詳しく見ましょう。
要点
英議会で仮想通貨をギャンブルとして規制すべきとの見解
英議会の特別委員会では5月の報告書で、仮想通貨をギャンブルとして規制すべきという見解が示されました。
ビットコインやイーサリアムなどについて、消費者への重大なリスクが想定されるからです。
実際に仮想通貨は、1日だけで10%以上の変動を見せることがあります。
以上から短期間で大きな利益を出す方もいれば、膨大な損失を受ける方もいるのです。
そこからギャンブルのようなイメージを持たれるのでしょう。
英国では、仮想通貨を金融サービスとして扱うことに反対する議員がいます。
消費者が仮想通貨に対し、過剰に安全だと錯覚するからです。
実際に規制当局は英国民に対し、全財産を失う可能性も警告しています。
英国に限らず世界中で仮想通貨に対して、ほかの投資分野よりリスクが大きいという考えがあります。
このような背景から、ギャンブルとして規制すべきという方もいるようです。
英財務省は仮想通貨をギャンブルとみなさず
英財務省は、仮想通貨のギャンブルとしての規制に否定的です。
アンドリュー・グリフィス金融サービス担当次官は20日に、否定的姿勢の理由として、英国が各国の規制当局と対立する可能性を挙げました。
英国だけが強硬な規制を示せば、他国との関係を悪くするおそれがあります。
以上からグリフィス氏は、仮想通貨のリスク軽減について、難しいと結論づけました。
英国は仮想通貨の法整備の最中です。
仮想通貨だけでなく、ブロックチェーンの世界的ハブを目指しています。
ギャンブル規制の適用では、その計画にかえって悪影響を及ぼすのでしょう。
以上から英政府は、仮想通貨規制をめぐる強硬的な姿勢に懐疑的です。
今後どのような規制案を打ち出すかに注目しましょう。
仮想通貨は計画的な投資が重要
ほとんどの国において仮想通貨はギャンブルとみなされていません。
しかし実際に投資へ踏み出すには、計画性が大事です。
投資には常に損失のリスクがつきまとうため、運任せではなく、情報収集や冷静な判断が求められます。
たとえば情報収集では、投資につながる情報のリサーチや、市場分析などをしましょう。
そこから仮想通貨の相場を予測しなければなりません。
投資額をすべて失う場合も想定し、損をしても生活に影響のない金額だけを使いましょう。
また仮想通貨投資では冷静な判断も欠かせません。
損失があっても焦らず、リアルタイムでの分析を重ねましょう。
そこから購入や売却のタイミングを見極め、損失を抑えつつ利益を取る戦略を心がけてください。
このように仮想通貨はギャンブルではありませんが、実際に投資するには計画的な戦略が重要です。
まとめ
英議会で仮想通貨をギャンブルとして規制すべきという議論がありました。
財務省はこれを否定していますが、実際には変動額の大きさからギャンブルのようなイメージを抱える方もいます。
多くの国で仮想通貨は投資分野とみなされていますが、実際の取引には計画性が大事です。
利益を狙いつつも、損失を最小限に抑えるべく、無理のない金額だけを使いましょう。
以上を踏まえて、計画的な投資を心がけてください。