要点
・仮想通貨決済をするユーザーには10%の割引が適用されます。
TwitchがBitPayを採用
Amazon.com が提供する、ゲーム配信に特化したライブストリーミング配信プラットフォームのツイッチ(Twitch)が、ビットコイン決済をサポートするため、アトランタに本社を構えるビットコイン決済プロバイダーのBitPayのデジタル通貨処理ネットワークを使用しています。
ゲーマー向けの主要なライブストリーミングプラットフォームTwitchが、仮想通貨で支払うプレットフォームユーザーには、10%の割引を適用すると発表しました。
(画像引用 Twitch)
Twitchは、ゲーマーから最重要視されているライブストリーミングプラットフォームで、Amazon.com Incの子会社として2011年に導入されました。
その電子サービスにより、ゲーマーはライブゲームをストリーミングできますが、これとは別に、電子スポーツ大会のストリーミング、音楽コミュニケーション、クリエイティブテキスト、最近追加されたリアルライフストリーミングなどが利用できます。
1,500万人を超える定期的視聴者、27,000件にのぼるパートナーチャンネルや毎月ライブゲーム放送する200万人以上のユーザーがTwitchを盛り上げています。
Twitchは暗号通貨の操作にBitPayを使用します
(画像引用 BitPay)
Twitchプラットフォームは2014年に一度仮想通貨決済を導入しましたが、2019年の第1四半期に仮想通貨決済システムを停止しています。
今回、ビットコイン決済を再開させるにあたってTwitchでは、BitPayのデジタル通貨処理ネットワークを採用しています。
このシステムは
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCaash/BCH)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・リップル(Ripple/XRP)
・ジェミニドル(Gemini Dollar/GUSD)
・USDコイン(USD Coin/USDC)
・パクソススタンダードトークン(Paxos Standard Token/PAX)
・バイナンスUSD (BinanceUSD/BUSD)
以上の8銘柄の利用が可能になります。
Twitchで仮想通貨を使った支払いは簡単で、ユーザーは「チェックアウト時にBitPayで支払う」を選択するだけです。
システムはコマンドを認識し、同時に10%の割引が適用されます。
仮想通貨を使用したTwitchのサブスクリプション(商品ごとの購入金額を支払うのではなく一定期間の利用権として料金を支払う方式)は簡単で、割引があるほかに、他の支払い方法を使用するユーザーにも同様サービスを提供するとのこと。
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BitPayの最高マーケティング責任者ビル・ジーク(Bill Zielke)氏は
Twitchは、このトレンドに飛びついた最初の主要な商人ですが、仮想通貨での支払いを受け入れる唯一のオンラインゲームサイトではありません。
Take-TwoやMicrosoft Corporationなどの他のゲーム会社は、購読者からコインで支払いを受け取る仕組みを導入しています。
とコメントしています。
ゲームと仮想通貨は必要不可欠な関係
Twitchが支払いオプションとして採用を決めたBitPayは、Twitchの仮想通貨決済をサポートする大手企業です。
両社の決済サービスがうまくいくことで、他の仮想通貨決済を検討している企業も、すぐにトレンドに反応するとみられています。
BitPay社は、仮想通貨決済とゲームは、とても重要で欠かすことのできない関係にあると考えています。
取引に仮想通貨を使用すると、ゲームプラットフォームのユーザー数が増加し、メンテナンスのコストが削減されるだけではなく、あらゆる形態のチャージバックが停止し、ユーザーにより速いサービスが提供され、無限の機会が提供されるとコメントを発しています。
今回の2社の結びつきは、わずかな時間で、世界中どこに居てもつながりが持てる仮想通貨×インターネットだからこそ誕生した、まさしく「今」のサービス形態です。
今後、この形態がどのコンテンツにまで波及していくのかが期待されています。