最近のドバイでは、仮想通貨取引所が新拠点を構える例が相次いでいます。
Coinpostによると、28日にCrypto.comとBybitがドバイ拠点での活動を始めることが報じられました。
これまでもFTXやBinanceがドバイでライセンスを取るなど、同地域における仮想通貨ビジネスの機運が高まっています。
現地における仮想通貨事情をまとめました。
要点
目次
Crypto.comとBybitがドバイ拠点での活動を開始
3月28日に、Crypto.comとBybitがドバイ進出を明かしました。
同日に2カ所の取引所が、同じ地域での活動を本格化させたことになります。
各発表の詳細を見ていきましょう。
Crypto.comは中東地域のハブとしてオフィスを設けた
Crypto.comは28日に、中東地域のハブとして新拠点設立を明かしました。
UAE政府が展開する投資や経済のプラットフォーム「Investopia」が開いたサミットにも協力しています。
Crypto.comはすでにInvestopiaと覚書を交わしており、仮想通貨のノウハウやインフラ提供などのサポートをする構えです。
今後数カ月間において、Crypto.comはドバイ支部における採用活動を進めます。
経済成長が著しいドバイにおいて、仮想通貨の浸透に全力を尽くす狙いでしょう。
Crypto.comの中東地域におけるビジネスに注目が集まりそうです。
Bybitはグローバル本部をドバイに移転へ
Bybitは28日に、グローバル本部をドバイへ移す計画を明かしました。
4月には現地で営業を始める予定です。
仮想通貨ビジネスのすべての領域において、ドバイ政府より基本的承認を受けたこともわかっています。
Bybitは日本語にも対応しているため、ドバイ移転に注目する方もいるでしょう。
これをきっかけに、新たなサービスが始まる可能性もあります。
Bybitの今後の動向にも期待です。
Crypto.comやBybitのドバイ移転について、以下のように反響が寄せられました。
これまでドバイに関わった仮想通貨取引所
2022年3月には、FTXやBinanceといった取引所もドバイで仮想通貨ライセンスを得ています。
報道によると、FTX欧州部門責任者のPatrick Gruhn氏は、以下のコメントを残しました。
出典:Coinpost
このようにFTXは、ドバイにおける仮想通貨規制の安定性に好意的な評価を与えています。
今後同社は機関投資家向けのデリバティブ商品を展開する見通しです。
Binanceはドバイだけでなくバーレーンでも規制ライセンスを取得しています。
こちらも中東での活動を本格的に進めるのでしょう。
ドバイでは2022年3月に、仮想通貨のライセンス制の運用を目的とした政府機関を明かしています。
2021年12月にはドバイ世界貿易センターを仮想通貨特区とするなど、この業界に対して理解が深い印象です。
以上の背景もあって、BinanceやFTX、Crypto.com、Bybitといった人気取引所が次々とドバイに進出しているのでしょう。
まとめ
2022年3月に、仮想通貨取引所が次々とドバイに進出しました。
BinanceやFTX、Crypto.com、Bybitといった面々が関わっています。
今後も新たな仮想通貨取引所がドバイに踏み出すかもしれません。
2022年の仮想通貨業界は、ドバイでトレンドが起きるかもしれません。
同地域は仮想通貨ビジネスに対する理解が深く、取引所にとって運営を進めやすい環境と考えられます。
ドバイに進出した仮想通貨取引所から、さらなる明るいニュースが生まれそうです。
中東での仮想通貨ビジネスの動向から目が離せません。