今週のイーサリアムの相場をまとめました。
上昇トレンドが続くなか、10日~11日の価格下落が気になります。
価格調整局面も否定しきれませんが、このまま下落傾向への転換になると、再び苦しい状況になるでしょう。
最近のイーサリアムの相場を解説します。
要点
目次
今週のイーサリアム相場
今週のイーサリアム相場を見ていきましょう。
GMO販売所の日足チャートで検証します。
今週は上昇トレンドが続いているところでしたが、10日~11日の2日連続の下落が気になるところです。
上昇トレンドは2月4日の急上昇から本格化しています。
その日の始値は29万3969円です。
しかし9日の終値が37万3040円まで伸び、この間は約26.9%の上げ幅を示しました。
しかし10日~11日の2日連続の下落では、10日始値の37万3062円から11日終値の33万3078円まで落ちています。
この間は約12%の下落です。
このように上昇トレンドが最中に起きた揺り戻しは、警戒材料になるでしょう。
上昇トレンド中に揺り戻されたか
10日~11日の価格下落の背景は、仮想通貨市場全体の揺り戻しが関わっているようです。
ビットコインでも10日~11日に、以下のような値動きが見られました。
2月4日から上昇トレンドが始まっているのはイーサリアムと同じです。
10日~11日の価格下落も同じ展開になりました。
以上からイーサリアムはビットコインの相場から影響を受けやすい状況が続いています。
仮想通貨としてイーサリアム単体を評価する声もありますが、相場としてはビットコインの情勢を見ながらの対応も重要です。
今後のイーサリアムの価格予測のポイントは?
今後のイーサリアムの価格予測のカギは、長期的な成長の可能性に対する評価や、バグ修正などのシステム改善などがポイントです。
それぞれの詳細を見ていきましょう。
長期的な成長の可能性を見守る
イーサリアムの成長は今後も続く可能性があるため、短期よりも長期的な視点から持ち続けるのがセオリーです。
その背景として世界的な会計事務所であるKPMGの、世界のフィンテック投資における最近のレポートが挙げられます。
KPMGのレポートではブロックチェーンや仮想通貨の部門において、2021年に約3000億円もの投資額の記録があったとのことです。
それまでは2018年には約82億円が年間最高投資額でしたが、大幅に記録を更新しています。
ブロックチェーンや仮想通貨に対する需要が高まっている証拠です。
イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額を誇る仮想通貨です。
市場全体の成長が続けば、現在以上の高値取引を期待できます。
以上から長期的に持ち続けることで、利益を期待できる状況です。
イーサリアムのレイヤー2ソリューションの重大バグ修正
イーサリアムには2つのレイヤーがありますが、そのうちレイヤー2ソリューションであるOptimismの重大バグ修正がわかりました。
これによりイーサリアムの信頼性が上がり、将来的に使いやすさが評価されるかもしれません。
レイヤー2はイーサリアムにおける2層目のブロックチェーンで、メインチェーンの取引データ処理の負荷軽減を目的にしています。
ここでバグが起きると、仮想通貨としての機能を阻害するので、バグ修正は重要です。
バグを発見したのは開発者のJay Freeman氏で、その結果約200万ドル(約2.3億円)の報奨金が与えられています。
今回のバグ修正はイーサリアムの問題がひとつ解決されたことを意味します。
開発陣営の解決能力が高ければ、将来の相場上昇にも好影響でしょう。
まとめ
今週のイーサリアム相場は上昇トレンドが続くなか、10日~11日の価格下落が気になるところです。
しかし仮想通貨市場の成長や、バグ修正の朗報を考えれば、長期的な成長が見込めます。
短期よりも長期的な保有により、利益を生み出せる可能性に期待です。
今後もイーサリアム関連の情報を集めながら、長期的な成長力に注目してください。