2021年のイーサリアムにはさまざまなニュースがありました。
相場を見てみると、初頭から大きな進歩が見られます。
新しいプラットフォームへの移行も話題になっており、今後の相場にも期待がかかるでしょう。
今後のイーサリアムが気になる方のために、今年の相場やニュースをまとめました。
以上を踏まえてこれからの価格予測を解説します。
要点
2021年のイーサリアムの相場まとめ
2021年全体におけるイーサリアムの価格推移を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の週足チャートで検証します。
全体を通してみると、イーサリアムの価格は大きな前進を見せています。
2021年初頭は7万円台でした。
そこから5月初頭に40万円台まで伸びています。
この間の値幅は5倍以上を示しました。
5月には大暴落があり、20万円台前半まで下がっています。
しかし7月中旬から段階的に上昇し、11月上旬に54万5979円の高値を記録しました。
これはイーサリアム史上最高値として話題になっています。
その後は価格が伸び悩んだ様子ですが、主に45万円あたりを推移する形です。
2021年のイーサリアムは、年初は10万円に満たなかったのですが、その後は40万~50万円台まで価値を上げました。
2021年のイーサリアムは2.0への移行が話題に
2021年のイーサリアムは、2.0への移行が話題になりました。
コンセンサスアルゴリズムをPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステークス)に移行するためです。
PoWではマイニングを一番先に早く決めた人が報酬をもらえるので、ASICのような特殊な機械を持っていると有利でした。
しかしマイニング用機械は高額なので、設備環境に左右されるデメリットは多くのユーザーから不満が高まる状況です。
消費エネルギーも多くて非効率的という指摘もあります。
一方でPoSは、イーサリアムの保有量に応じてマイニング成功の可能性が決まる仕組みです。
イーサリアムの大量保有に予算がかかりますが、それでも貢献度の高い人が得をするというシステムは、多くのユーザーを納得させるでしょう。
PoSの移行により、マイニング時の消費エネルギー削減も望まれます。
あらゆる業界で環境にやさしい技術が求められる状況が背景でしょう。
先進的な投資分野である仮想通貨でエコの要素が見られるのは、社会的なメリットになります。
10月には2.0実現に向けたアップグレードであるAltairが完了するなど、進捗状況は順調です。
今後もアップグレードをめぐる展開にも期待がかかります。
今後の価格予測は?
今後のイーサリアムはさらなる価格上昇を望めるでしょう。
月足チャートで長期的な値動きを検証します。
2017年末の急上昇がありながら、2020年までは目立った印象がありませんでした。
2021年の上昇は、仮想通貨が世間的に認知された2017年時よりも急なイメージです。
しかし以前よりも仮想通貨のメリットとデメリットが多くの人に把握されています。
現在では仮想通貨リテラシーの高さから、さらなる需要アップも見込めるでしょう。
反動による下落への警戒は必要ですが、今後の価格推移が楽しみです。
まとめ
2021年はイーサリアムにとって大きな躍進になりました。
年初が7万円台だったのが、現在では40万円台~50万円台で取引されているからです。
イーサリアム2.0への期待も高く、今後も価格を伸ばし続けるでしょう。
年間の上昇幅があまりにも大きいので、反動が気になるところです。
しかしイーサリアム2.0や仮想通貨リテラシーの高まりがあるため、以前よりも将来性が高いといえます。
2022年も期待できる仮想通貨でしょう。