イーサリアム開発者陣は21日のミーティングで、次期アップグレード「Dencun」について2024年2月末ごろ完了の見通しと結論づけました。
メインネットのアップグレードが成功すれば、そのプロジェクトは実質的に完結します。
Dencunについては、2月末ごろにメインネットで実装されそうです。
そのためメインネットでのアップグレードが近づくと、イーサリアム市場が盛り上がるかもしれません。
次期アップグレードの見通しと、市場への影響を見ていきましょう。
要点
Dencunは2024年2月末ごろにメインネットで実施か
イーサリアム開発陣は21日に、実行レイヤーのミーティングを開きました。
そこでDencunについて、2024年2月末ごろに完結する見通しと結論づけています。
ミーティングの主要議題として、Dencunの実施予定時期が話し合われました。
テストネットでの実施予定日も踏まえると、メインネットでの実装予定は2月末ごろになる予定とのことです。
Dencunはもともと、2023年内に行われる可能性がありました。
しかし最近は一部メディアで、2024年への延期が報じられています。
今後もアップグレードの過程でトラブルが起きるかもしれません。
その場合は2024年2月末から、完了予定がさらに延びるでしょう。
イーサリアムは過去のアップグレードでも、予定の延期があったので、今後の情報を注意深く見守りましょう。
X(旧Twitter)では、以下のコメントがありました。
テストネットごとのDencunのスケジュール
Dencunはメインネットの前に、複数のテストネットへ実装予定です。
イーサリアム開発者のひとりであるTim Beiko氏はXで、テストネットへの実装計画を以下のように記しました。
・Sepolia:2024年1月30日
・Holesky:2024年2月7日
3つのテストネットで、Dencunの機能が試される予定です。
Dencunに限らず、メインネットをアップグレードさせるには、まずテストネットでの実装を成功させなければなりません。
複数のテストネットへ実装させ、トラブルがないか確かめるのです。
テストネットへの実装が順調なら、開発陣も安心して、メインネットをアップグレードできます。
以上からDencunでも、複数のテストネットで段階を踏まえる見通しです。
まずは2024年1月17日予定のGoerliで、Dencunが成功するか確かめましょう。
2024年2月までイーサリアムでアップグレード特需発生か
Dencunの日程は、イーサリアム市場へ好影響を与えるでしょう。
テストネットへの実装が2024年1月から始まる見通しだからです。
そのためイーサリアム市場は、メインネットのアップグレード直前に、需要拡大が見込まれます。
進捗状況を見て、世界中の投資者が興味を示すからです。
2023年12月24日時点で、イーサリアムは30万円台前半の取引が主流です。
GMOコイン販売所の週足チャートを確かめてください。
Dencunの特需が起きれば、40万円を超えるかもしれません。
前回のアップグレードは2023年4月13日(日本時間)のShapella(Shanghai+Capella)でした。
Shapella前も、3月中旬からイーサリアムで上昇トレンドが起きています。
こちらも週足チャートで見ていきましょう。
以上を踏まえると2024年1月末から、Dencun特需の可能性があります。
Dencunの進捗が、イーサリアム市場にいかなる影響を与えるのでしょうか。
まとめ
イーサリアム開発陣によると、次期アップグレード「Dencun」は2024年2月末ごろ完了する見通しです。
1月からテストネットでの実装が始まるため、進捗状況が市場に影響を与えるでしょう。
現時点でのDencunの予定を考えると、1月末からアップグレード特需が生まれそうです。
開発状況だけでなく、市場の変化も見守りましょう。