イーサリアムとリップルは、上昇トレンドが続いています。
世界経済におけるインフレのピークアウトが見えたことで、投資家の安心が続いているようです。
とくにイーサリアムは、大型アップグレード「上海」を見据えた期待感もうかがえます。
イーサリアムとリップルの最近の市況について、以下で解説します。
要点
1月16日~22日のイーサリアム
まずは16日~22日の週のイーサリアムを見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートで検証します。
16日~22日週のイーサリアムは、上昇トレンド継続中です。
とくに20日の価格上昇が目立ちました。
前後の19日と21日と合わせ、3日間で大きく値を伸ばしています。
19日の始値は19万1180円でした。
21日の終値は20万8927円まで伸びています。
この間の上げ幅は約9.3%でした。
移動平均線を見ても、5日分と25日分いずれも上向きが続きます。
イーサリアムは20万円の大台を超え、今後もさらに価格を伸ばしそうです。
1月16日~22日のリップル
続いて同時期のリップルの市況を見ていきましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
リップルも緩やかながら、上昇トレンドを続けています。
こちらも19日~21日で、価格水準を上げました。
イーサリアム同様、好景気に恵まれています。
19日の始値は48.461円でした。
21日になると終値が51.912円まで伸びています。
上げ幅は約7.1%でした。
移動平均線も5日分に続き、25日分も緩やかながら上昇カーブを描いています。
以上からリップルでも、これから価格上昇が続きそうです。
イーサリアムとリップルの上昇トレンドの背景
イーサリアムとリップルの上昇トレンドは、前向きな投資家心理の高まりを示しているでしょう。
Coinpost報道によると、インフレのピークアウトが目立つようです。
2022年ほど利上げの機運がないことが、投資家の警戒心を解いています。
FRB(米連邦準備制度)の利上げ機運の弱まりが、仮想通貨市場にも好影響のようです。
利上げペースの弱まりにより、インフレが最終局面に入ったと見られます。
これからは欧米諸国を中心に、2022年の利上げ機運の影響がどこまで響くかがポイントです。
以上からインフレの影響はまだ油断できません。
しかし今後しばらくは経済的な警戒心の弱まりから、仮想通貨市場の好景気が続きそうです。
イーサリアムとリップルの今後の価格動向は?
今後のアルトコイン市場は、まだ上昇トレンドが続きそうです。
とくにイーサリアムの動向に注目してください。
3月に大型アップグレード「上海」を控えているからです。
イーサリアムは2022年も「The Merge」という大型アップグレードがありました。
ここではコンセンサスアルゴリズムのPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステークス)への切り替えがテーマです。
大きなシステム変更に対する期待感が、投資家心理を刺激しました。
以上からイーサリアムでは、上海への期待感も受けそうです。
これからのアルトコイン市場をリードする可能性があります。
まとめ
イーサリアムとリップルは、今後も価格上昇を続けそうです。
とくにイーサリアムは3月に大型アップグレード「上海」を控えており、こちらへの期待感にも注目しましょう。
これからのアルトコイン市場は、イーサリアムやその関連銘柄が見逃せません。
一方で世界的な利上げ機運の弱まりも、投資家の安心を呼んでいます。
1月いっぱいは、前向きな投資家心理の影響が続くでしょう。
以上からイーサリアムとリップルは、どこまで上昇トレンドが続くかが焦点になります。