先週のイーサリアムとリップルでは、力強い価格上昇が見られました。
米消費者物価指数上昇のような懸念材料はありますが、投資家にとってそうしたリスクは織り込み済みのようです。
長期的な下落の反動として、しばらく上昇トレンドが続くでしょう。
最近のイーサリアムとリップルの値動きをまとめました。
要点
先週のイーサリアムの値動き
先週のイーサリアムの値動きを確かめましょう。
GMOコイン販売所における日足チャートで解説します。
先週のイーサリアムは、9日~12日まで価格下落が続いたものの、そのあとは力強い価格上昇が目立ちました。
値上げが始まった13日の始値は、13万9628円です。
対して16日の終値は、18万1920円まで伸びました。
この間の上げ幅は約30.3%です。
以上から先週のイーサリアムは、力強い価格上昇が印象的でした。
今後のイーサリアムの価格予測は?
今後のイーサリアムは、まだ上昇トレンドが続く可能性があります。
しかし次回の日本時間7月28日に開かれるFOMC(米連邦公開市場委員会)でも利上げが予想されるため、前後の時期で価格が不安定になるかもしれません。
今週の後半あたりは、日足における値下げの連続に気をつけてください。
米では現地時間13日にCPI(消費者物価指数)が明かされました。
前年同月比で9.1%上昇となり、この上げ幅は約40年半ぶりだそうです。
以上からインフレ懸念を払いきれず、次回FOMCでも利上げの機運が高まるでしょう。
イーサリアム市場において、FOMC前からリスクオフ姿勢が強まる可能性もあります。
しかし長期的には上昇トレンドが続きそうです。
先週のリップルの値動き
先週のリップル相場も確かめましょう。
こちらもGMOコイン販売所における日足チャートで検証を進めます。
先週はリップルでもマイナスで終わる日こそありましたが、全体的には価格の伸びが目立ちました。
13日の始値は41.546円です。
一方で16日の終値は、47.612円でした。
4日間で14.6%の上げ幅になっています。
リップルもイーサリアムほどではありませんが、強力な価格上昇がメインになりました。
今後のリップルの価格予測は?
今後はリップルでも、長期的な上昇トレンドに期待しましょう。
しかしこちらもFOMCの影響で、数日連続の値下がりが見られるかもしれません。
イーサリアムやリップルのような主要アルトコインは、仮想通貨業界だけでなく世界経済の影響を受けやすいといえます。
最近までこれらの銘柄は、世界的なインフレ懸念から暴落が相次いだ時期がありました。
以上から短期トレードをしている場合、次回FOMC前後の値動きに注意です。
しかし長期的に考えると、リップルは数カ月間にわたって上昇局面を迎える可能性があります。
このタイミングでリップルを買い、FOMCの影響が一服するまで持ち越す戦略も選択肢でしょう。
まとめ
イーサリアムもリップルも、先週は価格を伸ばしています。
次回FOMCに向けた投資家心理の変化が気になりますが、それでも長期的には上昇トレンドが続きそうです。
イーサリアムとリップルは、最近まで世界的なインフレ懸念の影響を受け、暴落が相次ぎました。
しかし暴落が相次いだときの悪材料が出尽くしたことから、投資家心理がかえって安心に向かっている印象です。
以上から今回の上昇トレンドの要因とされます。
次回のFOMC前後の値動きに気をつけながらも、長期的な上昇トレンドの可能性を考えましょう。