今週のイーサリアムとリップルは8月1日の暴落が目立ち、それ以降はほぼレンジ相場です。
米中の地政学リスクやハッキング続出などが懸念材料となり、リスクオフ姿勢が再び戻ってきました。
とくに地政学リスクは経済に長期的な影響を与える可能性があります。
今後の動向を見守りながら、チャート検証を進めることが大切です。
今週のイーサリアムとリップルの値動きをまとめました。
要点
今週のイーサリアム相場まとめ
今週のイーサリアム相場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートで検証を進めます。
イーサリアムは8月1日の暴落が目立ち、それ以降はほとんどレンジ相場です。
1日の始値は22万3579円でしたが、終値が20万8913円に下がりました。
下落率は約6.6%です。
5日に始値20万6156円から終値22万1097円と、もとの水準に回復しました。
6日も記事投稿時点で終値未確定ながら、上昇をうかがわせています。
今週のイーサリアムは基本的にレンジ相場でしたが、再び上昇トレンドが本格化しそうです。
今週のリップル相場まとめ
今週のリップル市場も確かめましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
リップルも1日の下落が目立ってから、上昇トレンド停滞の印象です。
この日の始値は51.038円でしたが、終値は48.466円まで下がっています。
この間の下落率は約5%でした。
5日の価格上昇が目立っていますが、始値47.795円に対し、終値は48.912円と50円は超えませんでした。
リップルは週末の値上がりが目立ちますが、イーサリアムほどの勢いはありません。
主要アルトコイン2銘柄の今後は?
イーサリアムとリップルは、今後さらなる価格上昇が見込まれます。
ともに1日の暴落が目立ったものの、週末にかけて勢いを取り戻すような印象だからです。
以上から来週も値上がりに期待がかかります。
仮想通貨の倒産連鎖による不安の一服が、最近の市場に影響を与えているようです。
加えてインフレのリスクを織り込んだ投資家心理も、上昇トレンドをしばらく助けるでしょう。
以上から1日の価格下落も、調整局面かもしれません。
イーサリアムとリップルについては、今後も価格を伸ばす可能性を考えてください。
一方で報道による一時的なリスクオフの姿勢には要注意です。
今度は米中の地政学リスクが問題になりました。
米国で民主党のナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問に、中国側が反発したからです。
ペロシ議長をめぐるネガティブな動向が続くと、仮想通貨市場にも悪影響でしょう。
さらに今週は、仮想通貨関連プラットフォームのハッキングが相次ぎました。
チェーン間ブリッジである「Nomad」や、仮想通貨ソラナの「Slopeウォレット」を原因とした資産流出が起きています。
NomadもSlopeチームも、問題解決に全力を挙げる状況です。
ハッキングによる市場への影響は小さそうですが、今後も似たようなトラブルが起きると、一時的にリスクオフ姿勢が強まるかもしれません。
総合的に考えると、今後もイーサリアムやリップルの上昇トレンドは続きそうです。
しかしネガティブなニュースが集まりすぎると、価格水準が下がる可能性もあります。
まとめ
今週のイーサリアムとリップルは、8月1日の価格下落が目立ち、以降は基本的にレンジ相場でした。
米中の地政学リスクが強まったためとされます。
また仮想通貨関連プラットフォームのハッキングも、ネガティブな材料になったでしょう。
幸いにしてイーサリアムもリップルも、週末にかけて価格上昇の機運が見られます。
今後の報道次第で警戒も必要ですが、多少のネガティブな情勢でトレンドは変わらないでしょう。
以上から今後のアルトコイン市場も、力強く価格を伸ばす可能性を考えてください。