イーサリアムが18日にゴールデンクロスを達成しました。
今後は上昇トレンドへの転換が予想されます。
リップルもゴールデンクロスが近いので、後に続きそうです。
FTXの仮想通貨売却による売圧懸念の後退も、市場を後押ししました。
先週からのイーサリアムとリップルについて、各市況を見ていきましょう。
要点
最近のイーサリアムの値動き
最近のイーサリアムの値動きを確かめましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
イーサリアムは18日にゴールデンクロスを迎えました。
11日に暴落がありましたが、翌日以降は反動高にいたっています。
12日から陽線の日が多く、上昇トレンドへの転換を思わせるでしょう。
12日から16日にかけて値上がりが集中しました。
12日の始値は22万0393円でしたが、16日の終値は23万5799円です。
この間の上昇率は約7%になります。
18日は記事投稿時点で終値未確定ですが、価格がさらに伸びています。
移動平均線は18日に短期の5日線が、長期の25日線の上へ突き抜けました。
ここから上昇トレンドを強めるかもしれません。
イーサリアムは8月中旬から下落トレンドでしたが、どこまで価格を回復させるでしょうか。
最近のリップルの値動き
最近のリップル市場を見ていきましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
リップルも12日から陽線が多く、上昇トレンドへの転換をうかがわせます。
11日はFTX問題による売圧懸念があり、暴落を迎えました。
しかし12日以降、強い反動高が見られます。
12日から陽線が多くなり、相場が70円を上回っています。
12日の始値は67.446円でしたが、15日の終値は72.200円まで伸びています。
この間の上昇率は約7%で、同時期のイーサリアムと同程度です。
移動平均線は、5日線が25日線に近づいています。
25日線は緩やかな下り坂が続いており、5日線は15日から上昇曲線です。
こちらのゴールデンクロスも近いといえます。
イーサリアムで移動平均線の交差が起きているので、リップルでも同様の事象に期待しましょう。
ゴールデンクロス達成なら、時間をかけながら100円に近づく可能性があります。
FTX問題による売圧懸念の後退が市場を後押し
各アルトコイン市場で、12日以降の上昇が目立っています。
FTXの仮想通貨売却による売圧懸念の後退が要因です。
13日に米裁判所が、FTXの資産清算案を了承しました。
同社の保有中のトークンについて、毎週の売却可能額が制限されています。
過去の資金調達に対しては、ロックアップ期間が設けられました。
FTXの大量売却によって、市場が悪影響を受けないためです。
仮想通貨企業は資産清算時も、市場へ配慮しなければいけません。
米裁判所を含む当局の指導により、健全な資産処理を期待できます。
米裁判所およびFTXの配慮によって、市場心理が安心感に満ちたのでしょう。
資産売却プロセスの明確化により、市場の暴落リスクが後退しました。
FTX問題が一段落したため、今後アルトコイン市場は上昇トレンドが予想されます。
今後はとくにネガティブなニュースがない限り、買い注文が殺到するでしょう。
まとめ
イーサリアムでゴールデンクロスを迎え、リップルが後に続く可能性があります。
FTX問題が一段落して、市場での売圧懸念が後退したからです。
安心感を覚えた投資家たちが、次々と買い注文を出しています。
以上から今後は、アルトコイン市場で上昇トレンドが相次ぐでしょう。
これからイーサリアムとリップルは、長期的な価格回復期に入りそうです。