イーサリアムが再びゴールデンクロスを迎え、上昇トレンドに入りました。
米国で先物ETFが初承認を迎えた点が、高評価を受けています。
リップルも価格が上向いており、アルトコイン市場は全体的に好調です。
しかし米国での政府機関の一部閉鎖が迫っているので、市場への影響に注意しましょう。
最近のアルトコイン市場と、今後の予測を確かめてください。
要点
今週のイーサリアムの値動き
まずは今週のイーサリアムを見ていきましょう。
GMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
今週のイーサリアムは、週の初めから値上がりが続きました。
とくに28日の上げ幅が大きいといえます。
25日の始値は23万0105円でしたが、投稿時点の終値確定最終日である29日は、24万2907円の終値です。
5日間の上昇率は約5.6%でした。
28日にいたっては、その日だけで約3.7%の値上がりです。
始値が23万2610円に対し、終値が24万1222円と24万円を超えました。
このようにイーサリアムは絶好調です。
移動平均線も28日にゴールデンクロスを迎えました。
短期の5日線が、長期の25日線の上へ通り抜けています。
移動平均線からも、イーサリアム市場の盛り上がりがわかるでしょう。
今週のリップルの値動き
続いて今週のリップルの値動きを見ていきましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
リップルは週初である25日から、2日連続で陰線でした。
しかし27日から3日連続で陽線が現れ、29日の上昇率がとくに大きいといえます。
以上からリップル市場も好調続きです。
27日の始値は72.875円でしたが、29日の終値は77.947円まで伸びました。
3日間の上昇率は約7%です。
同時期のイーサリアムより上昇率が大きく、リップラーの支持が高まっています。
移動平均線は19日のゴールデンクロスから好調を保っています。
23日から27日にかけて、5日線がなだらかな下り坂でした。
しかし28日から再び上を向いています。
以上から今後も、リップルの価格上昇に期待する人がいるでしょう。
イーサリアム先物ETF承認も米政府の一部閉鎖に注意
今週のアルトコイン市場は、米国でのイーサリアム先物ETF承認の後押しを受けました。
FOX Businessの28日の報道で、米SEC(証券取引委員会)による承認がわかっています。
米国内ではすでにビットコイン先物ETF「Bitcoin and Ether Strategy ETF」が上場しており、その投資対象にイーサリアムが追加されました。
プログラム変更によって、イーサリアム対象のETFも世に出る見通しです。
一方で米政府機関の一部閉鎖が、アルトコイン市場に影を落とすかもしれません。
10月からの新年度予算が成立していないからです。
NHKの30日の報道では、予算執行に向けた「つなぎ予算」案も否決され、政府機関の閉鎖が現実味を帯びてきました。
10月に入ると、アルトコインが軒並み値を下げる可能性もあります。
イーサリアムとリップルは好調が続いていますが、米政府の機能停止の影響が気になるところです。
まとめ
イーサリアムはゴールデンクロスを迎え、リップルも好調をキープしています。
米国内でイーサリアム先物ETFが初承認されたからでしょう。
一方で米国では、政府機関の一部閉鎖が迫っており、アルトコイン市場も影響を受けるかもしれません。
閉鎖の相場に対する影響を見積もりながら、今後の投資戦略を考えてください。