今週はイーサリアムが価格回復の兆し　リップルは反動安目立つ

今週のイーサリアムの相場まとめ

今週のイーサリアムは、価格回復の兆しが見られます。
GMOコイン販売所の日足チャートで検証しましょう。

今週のイーサリアムは、12日と14日に値上がりが目立っています。
7日から11日まで値下がりが続く状況から、逆転した形です。

たとえば12日は始値が18万2290円でした。
一方で14日の終値は18万8687円です。
この間の上昇率は約3.5％にとどまります。

しかし今週はCPIがインフレ反映の結果になり、市場にインパクトを与える懸念がありました。
それを考えると大健闘です。
 

今週のリップルの相場まとめ

今週のリップル相場も見ていきましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。

今週のリップルは、週の始めに値下がりが目立っています。
それまで上昇が続いており、反動安が起きたのでしょう。
10日の始値が76.282円でしたが、11日の終値が69.832円まで下がりました。
この間の下落率は約8.5％です。

12日と14日には少しの値上がりがありました。
CPI発表があったなか、何とか耐えしのいだ印象です。
チャートだけを見ると、ここまでの流れが価格調整局面なのか、トレンド転換なのかはわかりません。
来週の値動きを慎重に見極める必要があります。
 

今後のイーサリアムとリップルの価格予測は？

今後はイーサリアムで上昇トレンド転換の可能性に注目です。
リップル市場も、恒例イベント「SWELL」の特需がそろそろ視野に入ります。

まずはイーサリアムの日足チャートを、移動平均線つきで見ていきましょう。
5日分の短期が青線、25日分の長期が赤線です。

イーサリアムは赤線の方がわずかに上ですが、青線との距離は限りなく近い状況です。
青線が赤線を下から上へ突き抜ければ「ゴールデンクロス」となり、上昇トレンドに転換します。

赤はそれまで下がり続けていましたが、ここにきて平たくなってきました。
もうすぐ方向が上向きに変わるかもしれません。

クロス発生は、今後2～3日までの決定打が重要です。
値上がりの決め手が生まれれば、ゴールデンクロスを果たすでしょう。
以上から来週の値動きは、前向きな意味で注目です。

リップルの日足チャートも、移動平均線つきで見てみましょう。

リップルは今後、開発会社が11月に開くイベント「SWELL」の影響から、価格をさらに伸ばす可能性があります。

最近は、青の移動平均線が下降モードで、「デッドクロス」の可能性に注意です。
これが起きると、リップルは下落トレンドに転じるおそれがあります。

ただ開発を手がけるリップル社が、11月にロンドンで経済イベント「SWELL」を控える状況です。
今後数週間はSWELLの影響で需要が高まるかもしれません。
現在の短期の下落モードも、一時的な調整局面に終わりそうです。
デッドクロス阻止から、青線がさらに上のポジションへ振り切れることもありえます。

来週のリップルはデッドクロスに警戒しつつ、SWELL効果開始を考えてみましょう。
 

まとめ

今週はイーサリアムに価格上昇の兆しが見られ、リップルは反動安が目立ちました。
13日には米で9月分のCPIが発表され、前月から上昇の結果に終わっています。
しかし投資家たちはリスクを織り込んでいたようで、イーサリアムとリップルはともに前後の時期でわずかな上昇を見せました。

今後はイーサリアムもリップルも、価格上昇の可能性をうかがわせます。
とくにリップルはSWELLを控えているので、特需があるかもしれません。
これからのアルトコイン市場に注目してください。