ビットコインの最高値更新が話題になっていますが、イーサリアムとリップルはどうなっているでしょうか?
アルトコインはビットコインにはない特徴や使い方ができるため、最近の値動きが気になる人も多いでしょう。
先週のそれぞれの値動きを紹介し、今後の展望を解説します。
今回使用するチャートは、GMOコインの販売所における日足です。
この記事を読めば、これまでのアルトコインの値動きや今後の予測を学べるでしょう。
要点
先週のイーサリアム
10月18日22時41分時点のイーサリアムの日足チャートは次のとおりです。
9月末から上昇トレンドが本格化していますが、先週末で少し勢いが鈍ってきたようです。
13日~15日までの値上がりは目覚ましいといえます。
13日の始値は38万9460円でしたが、15日時点の終値は43万7002円まで伸びています。
値幅は約12.2%になりました。
しかしその後の2日間では、10月に入って2度目の連続ダウンです。
日曜日である17日の終値は41万6355円になっています。
それでも先週の始まりである11日始値の38万8685円からは約7.1%高くなりました。
今後のイーサリアムの値動きはこのまま上昇が続く可能性がありますが、上がったり下がったりの押し合いも否定できません。
上昇シナリオとしては、ビットコインの好調の影響が考えられます。
ビットコインでは16日午前5時に最高値を更新するなど、バブルのような状況が続いているからです。
上昇トレンドの停滞シナリオとしては、投資家心理の変化が挙がります。
3~4日にも2日連続ダウンがありますが、16~17日の下げ幅の方が大きいのが気になるところです。
これが上昇トレンドの終わりと判断した投資家たちにより、売り注文が殺到する可能性があります。
ビットコインの好調が続いたとしても、イーサリアムがそれに続くとは限りません。
いずれにしてもこの1週間は様子を見る必要があるでしょう。
先週のリップル
10月18日22時57分時点のリップルの日足チャートは以下のとおりです。
10月11日時点の始値は129.191円でした。
そこからダウンとアップを繰り返しましたが、17日で大幅に下がっています。
その日の終値は118.871円と、11日から約8.7%のダウンでした。
これは先週月曜日始値より日曜日終値の方が高かったイーサリアムとは違う動きです。
リップルは先月7日の大暴落からそれほど勢いが戻っていません。
この点でもイーサリアムとの差が大きくついた印象です。
リップルの今後の値動きで考えられるのは、少しずつ上昇する形か、下落に転じるシナリオです。
上昇シナリオは、9月下旬から段階的にローソク足の位置が高くなっているのが根拠になります。
先週の土・日曜日の下落が目立ったぶん、反動で大きく上がるかもしれません。
ここにはビットコインの好調の影響もかかわってくるでしょう。
しかし停滞シナリオは、リップルに対する投資家心理の変化です。
9月下旬から上昇ムードが続きながら、10月17日に大きな値下がりがあったからです。
これに投資家がリップルを見限り、売り注文が殺到するでしょう。
リップルはイーサリアムとの比較で、市場価格の上昇率が劣っています。
この影響で、もとから劣勢だった勢いがなくなり、下落トレンドになる可能性さえあるのです。
いずれにしても暴落を警戒しながら、いつでも損切りできる体勢を整えておきましょう。
もちろん上昇ムードに転じることがあれば、持ち続けたり、新たに買ったりする選択肢も浮かびます。
まとめ
以上、イーサリアムとリップルの先週の各相場を紹介しました。
イーサリアムの伸びが目立った印象ですが、リップルはそこまで上昇が見られなかった印象です。
同じアルトコインでも明暗が分かれました。
今後のシナリオでも、イーサリアムの好調は続きそうですが、リップルがそれに続くかは疑問でしょう。
毎日の市場の動きを警戒しながら、売買のタイミングを見極めるのが理想です。