先週のイーサリアムとリップルは、ともに好調が続きました。
10月中旬から上昇トレンドが続いており、まだ勢いが止まらなさそうです。
一方で今週はFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えているため、相場の揺らぎに気をつけましょう。
FOMCの結果や要人の発言次第では、上昇トレンドが終わるかもしれません。
先週の主要アルトコイン市場と、今後の注意点をまとめました。
要点
先週のイーサリアム市場まとめ
まずは先週のイーサリアム市場を確かめてください。
GMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
先週のイーサリアムは、上昇トレンドが続いていました。
2週間前の18日から26日にかけて、陽線が並んでいます。
18日の始値は22万8048円でしたが、8日後の26日の終値は26万3754円まで伸びました。
9日間で約15.7%伸びています。
イーサリアムは22日にゴールデンクロスを迎えて以来、好調が続いています。
このまま上昇が続けば、30万円に近づくでしょう。
27日から28日にかけては陰線が続きましたが、こちらは利食い売りが集まり、価格調整局面だった可能性があります。
以上から長期的トレンドへの影響はなさそうです。
今後もイーサリアムでは、集中的な価格上昇が起きるかもしれません。
30万円台をめぐる攻防に、期待がかかります。
先週のリップル市場まとめ
続いて先週のリップル市場を見ていきましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
先週のリップルも好調を維持しました。
週の初めである23日から24日にかけての上昇が目立っています。
23日の始値は75.941円でしたが、24日の終値は81.464円まで伸びました。
この間の上昇率は約7.3%です。
80円台の大台突破は、リップラーにとって印象的でしょう。
25日からの3日間は、利食い売りが集まったのか、価格調整局面と思われます。
28日からは、再び価格上昇が続きました。
80円台突破により、積極的な投資がうかがえる状況です。
リップラーの心理は完全にポジティブな状態でしょう。
リップルは21日のゴールデンクロス以来、好調が続いています。
今後は80円台後半を目指して、少しずつ価格を伸ばすでしょう。
今後はFOMCに要注意
今後の主要アルトコイン市場では、FOMCの影響に気をつけましょう。
次回は10月31日と11月1日であり、金利方針や要人発言が注目されます。
時事通信によると、2会合連続の政策金利据え置きの見通しです。
以上から、投資家心理の急な冷え込みは避けられるでしょう。
しかしFRB(米連邦準備制度理事会)から、将来的な利上げへの言及があるかもしれません。
9月の会合では、年内あと1回の利上げの可能性が浮上しました。
自動車業界のストライキや、中東情勢の緊迫化などによる景気への影響が懸念されるため、今後のFRBは利上げに慎重かもしれません。
一方で米国のインフレ率は、FRB目標の2%を超えたままです。
ジェローム・パウエル議長をはじめとする要人が、2024年以降の利上げに言及する可能性があります。
FOMCの会合内容次第では、イーサリアムやリップルなどの市場への影響があるでしょう。
上昇トレンドが終わらないか、慎重に見守る必要があります。
まとめ
イーサリアムとリップルは、上昇トレンドが続いています。
FOMCは2会合連続で金利上昇を避けられそうですが、パウエル議長をはじめ要人の発言に気をつけましょう。
2024年以降の利上げが示唆されれば、投資家心理が変化するでしょう。
主要アルトコイン市場は、今後も上昇気流が続きそうですが、FOMCの内容次第では一時的な値下がりが起きるかもしれません。