今週のイーサリアムとリップルは、ともに4日の急上昇が目立ちました。
米では利上げ機運が続いていますが、1日~2日のFOMC(連邦公開市場委員会)では、将来的な利上げ幅縮小の可能性が明かされました。
これを見た投資家により、仮想通貨の買い注文が殺到した可能性があります。
以上を踏まえて、最近のイーサリアムとリップルの値動きを見ていきましょう。
要点
今週のイーサリアム市場まとめ
今週のイーサリアム市場を見ていきましょう。
GMOコイン販売所における日足チャートでの検証です。
今週のイーサリアムは、3日から4日にかけての上昇が目立ちました。
3日の始値は21万8014円でしたが、4日の終値は23万5261円まで上がっています。
2日間での上昇率は約7.9%です。
1日~2日には米でFOMCがあり、2日の下落がとくに目立っていました。
しかし次の2日間で、それを補って余りある結果が出ています。
イーサリアムでは約2週間前から上昇トレンドが本格化していますが、そのムードが続きそうです。
今週のリップル市場まとめ
続いて、今週のリップル市場を見ていきましょう。
こちらもGMOコイン販売所の日足チャートによる検証です。
リップルは最近レンジ相場が続いていましたが、こちらも3日~5日の上昇が目立ちました。
3日の始値は65.069円でしたが、5日の終値は71.387円まで伸びています。
この間の上昇率は約9.7%で、同時期のイーサリアムより大きい状況です。
以上からリップルも、FOMCを通り過ぎたことで、投資家の安心を呼び込んだのでしょう。
これが上昇トレンドのきっかけになるかもしれません。
4日の相場上昇はインフレのピークアウト予兆が要因か
イーサリアムもリップルも、4日の相場急上昇が目立ちました。
これには、インフレのピークアウトの予兆が絡んでいるかもしれません。
ロイター通信の報道では、1~2日のFOMCで、今後の利上げ幅縮小の可能性が明かされました。
この回のFOMCではフェデラルファンド金利の誘導目標について、0.75%上昇が決まっています。
しかし次回以降は、上げ幅が狭くなるかもしれません。
以上を見た投資家たちがインフレのピークアウトを読み、仮想通貨の買い注文が集まったのでしょう。
ここから3日以降の相場上昇が起きたようです。
アメリカの利上げ機運の弱まりを、投資家たちは見逃さなかったのでしょう。
今後のイーサリアムとリップルの値動きは?
今後はイーサリアムもリップルも、しばらく価格上昇を続けそうです。
それぞれの移動平均線つきチャートを見ていきましょう。
5日分の短期線は青、25日分の長期線は赤になります。
まずはイーサリアムです。
10月16日あたりのゴールデンクロスから価格が一気に跳ね上がり、その勢いは衰えません。
次はリップルです。
こちらは11月5日に新たなゴールデンクロスが起きたので、しばらく上昇トレンドが続きそうです。
以上からイーサリアムとリップルは、今後の勢いがどこまで続くかが焦点でしょう。
まとめ
今週はイーサリアムとリップルで、4日の値上がりが目立ちました。
FOMCで、インフレのピークアウトが示唆されたからです。
これを見た投資家たちの買い注文が集まり、アルトコイン市場を刺激しているのでしょう。
インフレのピークアウトが始まったとすると、短期的だけでなく、来年における相場水準上昇まで考えた方がよさそうです。
以上からイーサリアムとリップルは、今後も価格を伸ばす可能性があります。
買うならこの時期が最適かもしれません。