12月5日~11日のイーサリアムとリップルの各相場を紹介します。
ともにレンジ相場に落ち着いていました。
週変わりの12日以降で、トレンドが決まるのでしょうか。
最近のイーサリアムとリップルの値動きを確かめましょう。
要点
目次
12月5日~11日のイーサリアム市況
まずはイーサリアムの値動きを見ていきましょう。
GMOコイン販売所における日足チャートでの検証です。
5日~11日のイーサリアムは、基本的にレンジ相場でした。
8日の値上がりがやや目立ちましたが、そのあとは一進一退の攻防です。
以上から総合的にはレンジ相場ととれるでしょう。
8日は始値が16万3912円に対し、終値が17万0464円でした。
この間の上げ幅は約4%です。
その間は16万円台後半を中心とした攻防が続いています。
以上からイーサリアムは価格水準がやや上がったものの、大きな決め手は見られません。
12月5日~11日のリップル市況
次はリップルの市況を見ていきましょう。
こちらもGMOコイン販売所における日足チャートで確かめてください。
リップルも5日~11日の週は、基本的に穏やかな値動きでした。
こちらも8日の価格上昇が目立っていますが、前日も同程度の値下がりがあったため、その反動でしょう。
7日の始値は52.117円に対し、終値は50.858円で、下げ幅は約2.4%です。
8日の始値は50.863円で、終値は52.186円まで上がり、その幅は約2.6%でした。
5日~11日の週にかけては、こちらの上げ下げがもっとも目立っています。
以上からリップルも、レンジ相場が続く状況です。
12日以降のイーサリアムとリップルは経済指標を受けた揺らぎに注意
12日以降のイーサリアムとリップルは、経済指標の影響に注意です。
日本時間13日22時半にCPI(米消費者物価指数)が控えています。
インフレの高止まり結果への警戒から、前後時期での投資家心理の動揺に要注意です。
日本時間15日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えます。
ここでは政策金利であるFF金利(フェデラルファンド)の誘導目標が4.25%~4.5%と予想される状況です。
過去4会合で0.75%の利上げが続くなか、次回会合では0.5%の利上げ見込みと幅が狭まる見通しとされます。
しかし利上げ継続の報道で、リスクオフ姿勢が一時的に強まる可能性に気をつけましょう。
経済関連イベントが続くため、イーサリアムとリップルの価格は今後不安定になるかもしれません。
移動平均線で見るイーサリアムとリップルのこれから
イーサリアムとリップルの今後の価格予測を、移動平均線つきチャートで見ていきましょう。
まずはイーサリアムです。
2日にゴールデンクロスが起きましたが、そこから勢いはあまり見られません。
12日以降の経済指標次第ですが、リスクを織り込む投資家心理があれば、あらためて強力な価格上昇に期待です。
続いてリップルです。
こちらは5日にデッドクロスが起きてしまいました。
11日までは、それほど大きな値下がりは起きていません。
しかし記事投稿時点で終値未確定ながら、12日はさらなる価格の落ち込みが見込まれます。
CPIやFOMCの結果次第では、さらなる売り注文の殺到に注意です。
以上から12日以降のイーサリアムとリップルは、明暗が分かれる可能性があります。
まとめ
5日~11日の週におけるイーサリアムとリップルの各市況をまとめました。
ともにレンジ相場が続いています。
しかしCPIとFOMCを近日に控えており、仮想通貨でも価格の揺らぎに注意です。
イーサリアムはゴールデンクロスからそれほど時間が経っていませんが、リップルではデッドクロスを経ています。
このような背景もあり、今後はイーサリアムに有利な市況になるかもしれません。