アルトコインを代表する2銘柄である、イーサリアムとリップルの現在の市場を確かめましょう。
イーサリアムは先週の値動きで下落トレンド確定かと思われましたが、最近は踏みとどまっています。
リップルは先週のレンジ相場の高値ゾーンをブレイクし、上昇トレンドへの転換をにおわせています。
年末年始に向けて、主要アルトコインの動きが変わりはじめたようです。
要点
イーサリアムの最近の値動き
まずはイーサリアムの最近の値動きを確かめましょう。
GMOコイン販売所における日足チャートで紹介します。
12月に入ってから下落トレンドのような動きがありました。
3日、9日、13日の値下がりがとくに目立っています。
しかしそこからはレンジ相場です。
大体40万円台前半を行ったり来たりしています。
下落トレンドに歯止めがかかったことで、ここから上昇に転換する可能性もあるでしょう。
今後の相場変動は?
イーサリアムの移動平均線をチェックしましょう。
5日と25日の2本を使います。
5日分である青い移動平均線は先週から下げ止まり、波打ちはじめました。
一方で25日分である赤い移動平均線は長期的な下落を続けています。
最近は下落の角度が鈍くなってきましたが、少しずつ2本の線の距離が縮まる形です。
短期・長期ともにトレンドを見極めづらくなっています。
時間を置いて上昇トレンドに転じる可能性はありますが、まだしばらく様子を見た方がよさそうです。
リップルの最近の値動き
続いてリップルの値動きを見ましょう。
こちらもGMOコインにおける日足チャートでの検証です。
先週はレンジ相場で、週の最高値は13日の95.987円でした。
そこから90円台前半での攻防が続きましたが、18日から値上がりが連続しています。
終値確定分で見ると、18日の始値は88.719円でした。
20日は終値が97.976円まで上がっており、13日の高値を突破しています。
これをきっかけに上昇トレンドへの転換が予測されるでしょう。
今後の相場変動は?
今後リップルは上昇トレンドに転換する可能性が高いといえます。
GMOコインの日足チャートに5日の赤・25日の青の各移動平均線を当てはめてみました。
下落トレンドだった赤い線の角度が鈍くなっています。
また青い線はしばらく波打ち状態でしたが、ここに来て赤線に向かって上昇を始めました。
短期の青線が、長期の赤線を貫けば、ゴールデンクロスの成立です。
しばらく価格を回復させるでしょう。
青線の勢いがつき始めたようにも見えるので、大幅な価格上昇も考えられます。
リップル社の恒例カンファレンスイベントだった「SWELL」開催後から決め手を欠いていましたが、年末に反撃の兆しです。
まとめ
イーサリアムは下落トレンドが続くと思われましたが、ここにきて下げ止まりです。
レンジ相場として40万円台前半の攻防が続いていますが、投資家心理がもうひと押し強気になれば、上昇の決め手が生まれそうです。
しばらく価格の推移を見守る必要がありますが、少額ならここで買い注文を出してもよいかもしれません。
リップルはSWELL開催後から下落トレンドが続いていましたが、レンジ相場に変わり、ここ数日は上昇トレンドの兆しを見せています。
移動平均線を見てもゴールデンクロスが起きる寸前です。
ここで買い注文を出し、1カ月ほど持ち続けて利益を確定させる戦略が期待できます。
年末が近づいていますが、イーサリアムもリップルも厳しい状況から変わりそうです。
アルトコインのユーザーは、ここで強気を出してもよいかもしれません。