イーサリアムで23日、メインネットのシャドーフォークがありました。
次期アップグレード「上海」が控えており、その前段階としての作業です。
このようにイーサリアムでは、次のアップグレードの準備が整いつつあります。
シャドーフォークの定義を踏まえながら、イーサリアムの現況を見ていきましょう。
要点
イーサリアムがシャドーフォーク実施
仮想通貨のイーサリアムで、シャドーフォークが実施されました。
イーサリアムは次期アップグレードである上海を控え、準備を着実に進めています。
今回のシャドーフォークも、上海の完了に近づくためでしょう。
シャドーフォーク後のイーサリアムは、順調な経過をたどっています。
正確には実施後、クライアントの「Geth」でトラブルがあった模様です。
Gethのトラブルではすぐに修正が終わったため、着実なプロジェクト進行がうかがえます。
以上からシャドーフォーク実施の報道は、イーサリアムが生まれ変わりへの道を歩んでいることを示すでしょう。
シャドーフォークについて、Twitterでは以下の口コミがありました。
シャドーフォークとは何か?
シャドーフォークは、ブロックチェーンの分岐作業のひとつです。
分岐前の元チェーンの既存状態を利用して、テストを進めるためにします。
つまり仮想通貨やブロックチェーンの機能を試すため、意図的な分岐を進めるのです。
今回のイーサリアムのシャドーフォークでは、メインネットの分岐が進められました。
これにより本番と同じ条件で、アップグレードのテストができるからです。
上海アップグレードでも、システムを作り替える以上、トラブルが懸念されます。
うまくいくには、テストで安全性を確かめなければいけません。
以上から仮想通貨のアップグレードでは、シャドーフォークが重要です。
上海アップグレードをめぐるイーサリアムの現況
現在のイーサリアムでは、ステーキング分の出金がまだできない状態です。
新たなステーキングとしてイーサリアムを預けられますが、出金システム実装までは引き出せません。
いつまでもこの状態が続くと、イーサリアムの求心力低下も考えられます。
しかしシャドーフォークによって、ステーキング中の通貨出金開始にまた一歩近づいたとされます。
この作業では、出金機能のテストがメインテーマと見られるからです。
上海アップグレードが終われば、ステーキング中の通貨の出金機能が実装されます。
26日時点のイーサリアム公式サイトでは、2023年の上半期にアップグレード実施予定とされていますが、変更の可能性があります。
いずれにしても正式なアップグレードを待つしかありません。
ステーキング中のイーサリアムを出金できるときは、段々と近づいています。
しかしこの記事の時点では、2023年6月時点のアップグレード状況を待つしかありません。
まとめ
イーサリアムでシャドーフォークがありました。
こちらではステーキング中の通貨を出金できるようにするため、次期アップグレードの上海を控えています。
その準備のために、シャドーフォークが必要でした。
上海は2023年6月を予定していますが、不測の事態による延期があるかもしれません。
以上に注意しつつ、今後の動向を見守りましょう。