イーサリアムのコア開発者は、8日のミーティングで次期アップグレード「Shanghai」に言及しました。
それによるとShanghaiの実施は2023年3月ごろを目指しています。
これまで数々のアップグレードが話題になってきたイーサリアムですが、次の予定にも注目が集まりそうです。
Shanghaiについて、現時点でわかっている詳細をまとめました。
要点
イーサリアムの次期アップグレード「Shanghai」の予定は?
イーサリアムは、2023年3月ごろに次期アップグレード「Shanghai」を実施予定です。
8日のイーサリアムのコア開発者のミーティングで、合意が果たされました。
つまり2023年も、アップグレードの話題を提供することになります。
現時点でShanghai実施は、あくまでも3月ごろを理想としているだけです。
実施時期は前後の可能性があります。
定期的に公式情報や信頼性の高いソースをチェックして、イーサリアムの動向を調べておきましょう。
いずれにしてもShanghaiの見通しが立っただけでも、イーサリアムの前進がうかがえます。
Shanghaiでは、ステーキングの引き出し機能を追加します。
イーサリアムのユーザーは、これまで預けていた分をスムーズに出金できるのです。
アップグレードがさらなる安心を引き寄せるでしょう。
ステーキング中であるイーサリアムは、11月リリースのテスト用devnetで出金可能です。
こちらでも出金はやろうと思えばできますが、システム上の課題がまだ残っているといいます。
こうした機能の精度を上げるために、Shanghaiが必要なのでしょう。
以上からShanghaiは、イーサリアムのステーキングの課題解決に欠かせません。
Twitterでは以下の口コミがありました。
Shanghai後のイーサリアムでは流動性向上の可能性も
Shanghaiが終わったあとのイーサリアムでは、流動性向上の可能性があります。
これまでもステーキング中のイーサリアムは、テストネットを通した出金が可能でした。
Shanghaiにより、出金関連の機能が充実します。
ステーキングを希望するユーザーには、理想の出金予定を見据える人もいます。
イーサリアムの枚数はステーキングによって一定増加を見せますが、1ETHあたりの価値も常時変わるしくみです。
そこを考えると、出金のタイミングにこだわる人も想定されます。
Shanghaiで出金の見通しを立てやすくなれば、ステーキング目当てでのイーサリアム入手が増えるでしょう。
以上から流動性向上に期待がかかります。
Shanghai後も2023年秋目標のアップグレード
イーサリアムは、Shanghai後もアップグレードを控えています。
こちらはEIP-4844の実装がテーマになっていて、2023年の秋が目標です。
Shanghaiに時間がかかれば、2024年以降まで延びる可能性に注意してください。
EIP-4844は、イーサリアムの取引手数料抑制における重要なシステムです。
実装によって取引コストを少なくできれば、イーサリアムがお得というイメージが高まるでしょう。
現物取引で利益を上げたい方にとっては、取引手数料抑制はメリットです。
以上からイーサリアムは、Shanghai終了後もシステム改善で注目を集めるでしょう。
まとめ
2022年のイーサリアムでは、「The Merge」というアップグレードが話題になりました。
しかし2023年も新たなアップグレードが控えており、利便性が高まりそうです。
まずは2023年3月ごろをメドにShanghaiを実施予定になっています。
これによりステーキング中の通貨の出金が、従来より便利になるでしょう。
そのあともイーサリアムは、手数料抑制に向けたアップグレードを控えています。
今後の機能改善にも、注目が集まりそうです。