11月の下落から現在は反発局面にあるビットコイン・仮想通貨市場ですがはたして底打ちしたのでしょうか?
直近の値動きをまとめつつ今後の展開を独自考察しました。
要点
ビットコインは底打ちしたのか?
11月に入りおよそ100万円から月を通して70万円まで下落したビットコイン。
11月はアルトコインも連れ安となり、結果的に仮想通貨市場全体から資金が流出した月となりました。
しかし、11月25日にビットコインは久しぶりの大幅反発。
ビットコイン円 日足 11月
1日時点では一旦の反発局面となっており、およそ80万円で推移しています。
そして、気になるのが「ビットコインは70万円で底打ちしたのか」ということ。
結論から先に述べると、まだ完全にビットコインが底打ちしたとは言いがたいです。
今後の展開は
まず、注目したいのがこのブログでおなじみとなる200日・50日移動平均線。
ビットコイン円 日足 10月~
上記チャート青い線が50日移動平均線・赤い線が200日移動平均線です。
現在はまだ両方の移動平均線より下回っているため、中長期的な流れでは「下落」であることがわかります。
ビットコインが底打ちしたというには、この両方の移動平均線、つまり90万円と100万円を明確に上抜ける必要があります。
さらに注目したいのが、50日移動平均線が位置する91万円の価格帯。
これは、10月いっぱい突破に苦戦したレジスタンスとも重なるため、今後かなり強いレジスタンスとして機能する可能性があります。
もちろん中長期的に200日移動平均線の突破は必要ですが、直近ではこの91万円の攻防に注目したいところ。
仮に、この反発局面で91万円をこえることができれば、底打ちの可能性も高まりそうです。
反対に、91万円を上抜けることができなければ、今後10万程度のレンジで揉みあうか、再度下落が始まり、これまでの安値である70万円が決壊するリスクもまだあるでしょう。
まとめ
11月中、ビットコインおよび仮想通貨市場は月を通して下落。
しかし、11月末から一時的な反騰局面に入り、今後の値動き動向が注目されています。
ただ、200日・50日移動平均線を下回った価格で推移しているビットコインはまだ完全に「底を打った」とはいえない状況に。
91万円は10月いっぱいレジスタンスとなった重要な価格帯なので、この反発局面でそこを超えられるかを見極めたい場面です。