ファンドストラッド社代表、トム・リー氏は15日、CNBCの番組に出演。
そこで同氏はビットコイン上昇の要因、8つを挙げました。
要点
ビットコイン上昇の理由は何か
With bitcoin breaking above $8,000, you might be asking yourself: is bitcoin back? Longtime bull Tom Lee @fundstrat says that not only is it back, but it’s barreling toward new all-time highs. Here’s his breakdown of the recent moves: https://t.co/7BgJuNrjw3
— CNBC Futures Now (@CNBCFuturesNow) May 14, 2019
ビットコイン8000ドルをブレイクすると、あなたは自分に尋ねるかもしれません: ビットコインは過去最高値へ戻ってますか?長年の強気派トム・リーは、それが戻っているだけでなく、新しいすべての時間の高値へのバレルだと言います。最近の動きの彼の内訳は次のとおりです。
リー氏はCNBCの番組に出演し、現在の相場についての見解を述べました。
そこで、今月に入り上昇を遂げているビットコインの要因を8つ指摘しています。
①デジタル・ゴールドとしてのビットコイン
②米中貿易摩擦による金融市場に対する不安
③200日移動平均線ブレイク
④コンセンサス2019
⑤新規投資家からの資金流入
⑥バイナンスハッキング事件
⑦来年のビットコイン半減期
⑧1万ドル(100万円)ライン突破への期待
まず、①から③は最も合理的なもので、これまでリー氏以外にも多くのメディアで指摘されているものです。
ビットコインは4月に200日移動平均線をブレイクしており、単純にチャート形状が改善されていることが買いを集めているということはあるでしょう。
その他、現在開催されている世界最大の仮想通貨カンファレンス「コンセンサス2019」などを挙げていますが、注目したいのが来年に控えるビットコイン半減期です。
ビットコイン半減期・・・マイナー報酬が半分になり、ビットコインの希少性が高まる。
上記の記事は今年3月に当ブログで取り上げた投資ファンドのレポートですが、ビットコインは過去の傾向から、ビットコイン半減期1年前から価格上昇を始めるとのこと。
来年5月に半減期をむかえ、需給の関係が変化することを見越した投資家の買いというのは、価格上昇の背景にあるのかもしれません。
世界経済悪化の懸念は大きなテーマに
リー氏が指摘する米中貿易摩擦による世界経済悪化の懸念、それに伴い注目されるデジタル・ゴールドとしてのビットコインは今年いっぱい注目して良いテーマとなりそうです。
先日も、CNBCがこれを報じており、現在米国では仮想通貨が既存の金融機関と独立した資産として注目され始めているといいます。
もちろん、これまであった「仮想通貨実用化」、「規制の整備」が進展していることも価格上昇の根底としてありますが、仮想通貨市場の上昇とともに、変化をみせる世界情勢は引き続き注目となるでしょう。
まとめ
ファンドストラッド社トム・リー氏はCNBCの番組に出演し、現在のビットコインが上昇している要因を解説しました。
特に注目したいのが、来年に控えるビットコイン半減期で、これまでも半減期の1年前から価格が上昇傾向にあったと解説されています。
いずれも明確な要因は明らかになっていませんが、これらの要素に着目しつつ引き続き価格が上昇していくのに期待したいところです。