要点
・この噂を受け、別の幹部がTwitterで「事実はない」と否定しています。
・一方でHuobiTokenは過去24時間で14%以上下落するなど、流出が相次いでいます。
Huobi(フォビ)幹部逮捕を否定
シンガポールに拠点を構え、2013年の創業以降、130カ国以上にサービス展開を図っている世界第3位の仮想通貨取引所Huobi(フォビ)は、同取引所幹部が逮捕されたという噂を否定しました。
(日本語訳:私たちは、地元の役人によるHuobi幹部の逮捕についてのコミュニティ内にある噂に気づきました。これらの噂は誤りであると自信を持って共有できます。)
Huobiの経営陣のメンバー全員に説明されている問題であり、拘束も逮捕もされていないと述べているほか、虚偽の情報が広まると、ユーザー資産の安全性が懸念されることも承知していますが、資産の安全性についてはご安心くださいとコメントしました。
また、コミュニティとは別に、シンガポールに拠点を置くHuobi GlobalLimitedのロビン・ジョウ(Robin Zhu)COO(最高執行責任者)が当局によって逮捕されたという噂がソーシャルメディアでは浸透しています。
ユーザーはOKEx創設者であるシュー・ミンシン(XuMingxing)氏は、10月中旬に当局によって拘束されており、同取引所は10月16日以降、引き出し停止措置が続いており、いつ解除されるかについて現時点では何も発表されていません。
逮捕の噂に直接対処する数時間前に、Huobiは、ユーザーが単一キーの保有者に依存する必要がないよう、引き出しにマルチシグネチャープロセスを使用しているとツイートしました。
先週、OKExでは単一署名のビットコインウォレットを使用しているという憶測に答え、その様な事実はないと主張しているものの、撤退の停止はシュー氏の拘留と一致しているため、否定に対してユーザーは完全には安心しきれていません。
CryptoQuantの調査結果によると、多くのビットコインがチェーンを一度に離れると同時に、おそらくトレーダーを落ち着かせるためと思われる、99,999,655USDT(テザー/Tether)の大規模流入(約420億円相当)がHuobiウォレットに流れ込んでいることがホエールアラートによってツイートされています。
なお、取引所ユーザーに報酬を提供するイーサリアムベースのフォビトークン(HuobiToken/HT)は、過去24時間で10%も減少しています。
Houbi Tokenが大量流出
※画像引用元:CryptoQuant
暗号情報プロバイダーであるCryptoQuantのデータは、過去1日間にHuobi Globalからのビットコイン資金の流出が大幅に増加したことを示しています。これは、同社が幹部の1人の逮捕の噂について公に否定したことによるものとみられています。
CryptoQuantによると、流出の増加は月曜日の正午以降にピークに達しており、同サービスは、Twitterにて以前、開発を強調していました。
画像引用元:CoinMarketCap
さらに、CoinMarketCapのチャートにも示されているように、幹部逮捕の噂は“噂”だけにとどまらず、Huobiのトークンの価格にも影響を与えたようです。11月3日15時時点の価格は1HT=371.00円、前日同時刻比で-14.34%も下落しています。
仮想通貨トレーダーのTwitterユーザーBoxmining氏はツイートで
ビットコインの落ち込み(下落)は、いくつかの中国のFUD(恐怖、不透明、疑問)によって引き起こされます。どうやらHuobiのコアメンバーの一部が連絡を取り合っていないという噂が渦巻いています。中国ではFUDが常に発生し、私たちは立ち直ってきました。
とツイートしています。