仮想通貨のデータを分析しているグラスノードは、この1週間で大口の投資家が増加していることを明かしました。
暴落が続いている中で大口投資家が増加していることから、今回の暴落は個人を振り落とす為の調整ではないかと囁かれています。
心理的に売りたくなる状況だからこそ、大口投資家は買い場であると見込んでいるのかもしれません。
大口投資家が大幅増加
仮想通貨のデータを提供しているグラスノードが、1000BTC以上を保有している大口アドレスが増加していることを公開しました。
グラスノードによると、1月4日時点では約2000アドレスだったものの、この1週間ほどで2140アドレスまで増加したとのことです。
およそ7%にあたる140アドレスが、この短期間に増えたことは異例であり、世界中の大口投資家が急いでビットコインを購入し始めている表れであると考えられているようです。
過去の相場から見る買い場
ビットコインの歴史を辿ると、大きく価格を上昇させる場合、必ず30~40%程度の調整が入っていることが分かります。
この調整が入ることで、ビットコインは更にATH(過去最高値到達)を伸ばし続けてきました。
その為、今回の大幅な下落も恒例の調整だと判断している投資家が多いようです。
もし、本当のATH前の調整だとすると、過去のチャート的にATH後は1000万円を目指す可能性が高いでしょう。
更なる下落にも注意
一部の投資家からは、大口が増加したことで価格が上がるわけではないという指摘も挙がっています。
大口投資家の総数は増えていても、売り圧の方が大きければ価格は下落してしまいます。
また、元から居た大口投資家が複数のアドレスにビットコインを分散させたことでアドレス数が増えている可能性も考えられます。
特に、価格が乱高下している時は複数の取引所に預ける投資家は多いでしょうから、アドレス数だけで判断するのではなく、市場の出来高や傾向を見極めることが重要になってくるでしょう。