昨日、高値更新後に急落したビットコインは軟調な展開が続いています。
直近の相場動向についてまとめました。
要点
ビットコインは110万円のサポートに注目か
ビットコインは150万円間近の高値更新後に価格が急落。
現在は110万円をサポートにしており、引き続きこの価格帯を死守できるか注目でしょう。
ビットコイン円 5分足 26日~
昨日は、10万円幅で価格が乱高下するなど、ボラティリティー(変動率)が高い推移が続いていましたが、現在は比較的落ち着いてきたので、ボラティリティーにも注目したいところです。
価格の乱高下が収束すれば、再び買いが増えて上昇していく可能性があります。
なぜ110万円に注目するのかと言えば、対ドルで1万ドルの心理的節目の価格帯になるからです。
ビットコインドル 1時間足 22日~
ビットコインは22日に1万ドルを突破して以降、1万ドルから1万500ドルをサポートにしているので、投資家の買い注文が置かれている価格帯であることもわかります。
可能性は低いでしょうが、1万ドルが決壊すればセンチメントも一段と悪くなるので、下落した際は110万円の攻防に注目です。
急落の理由は何か?
急落の理由はメディアで様々報道されていますが、大きな要因としてコインベースのメンテナンスと米中貿易戦争がいったん休止したことが指摘されています。
コインベースの報道に関しては、システムの不具合で一時ハッキング被害の懸念もされていたようですが、昨日朝の時点ですでに回復。
米中貿易戦争は、国内で今週末に開催されるG20を前に、米国と中国が一時的な休戦をとったという報道がされたことです。
4月からのビットコインの上昇は、一部で米中貿易戦争の不安や世界経済後退懸念が要因になっていたという向きがあり、デジタル・ゴールドとしてきのうするビットコインの価格が上昇していたと指摘する専門家も少なくありません。
まとめ
昨日150万円まぢかまで上昇したビットコインは高値更新後に急落。
一時は反発をみせていましたが、その後もジリジリと値を下げました。
現在は対ドルで1万ドルにあたる110万円がサポートになっており、この価格帯は心理的に重要な節目となるので、まずは110万円をサポートにできるか注目したいところです。