夏から仮想通貨市場は上下を繰り返してきましたが、結局、中長期的な目でみればレンジの範囲内に。
今後は新たな材料を探しつつレンジの脱却が焦点となりそうです。
要点
ビットコインは1か月の間レンジ推移に
今月に入り、急落・急騰する場面をみせてきたビットコインですが、このような相場においては短期的な目線より長期的な視野でみた方がよいかもしれません。
ビットコイン円 日足 8月~
ビットコインは8月に入ってから130万円まで上昇する場面がみられましたが、その後は現在まで下値100万円・上値118万円のボックスレンジに。
そのため、今週に限った話ではなく、少し中長期的な目線でこのレンジどちらかをブレイクするかがしばらくの間焦点となりそうです。
直近では値動きもかなり細くなってきているため、今週大きく動く可能性もあります。
シナリオとしては上昇・下落どちらも考えられる場面なので、ストレスのたまる相場は続くかもしれません。
次の一手は何が必要か
今年の4月から、ビットコインは米中貿易摩擦に始まる「世界経済の不透明感」、そしてリブラにみられる「認知の普及・期待」などを背景に上昇してきたと指摘されています。
もちろん、上昇材料については専門家の中で意見が別れるところではありますが、4月からの3カ月間で市場が材料を織り込んだとも解釈できます。
そして、次の一手にかけ、動くに動けないのが現在の相場を表していると言えるでしょう。
この秋からは、待望されていたBakktがサービスを開始するなど、新しい材料も出ましたが、現時点で市場にはあまり刺さらず。
そのため、中長期的な目線で何か新しい材料が出てくるのかにも少しフォーカスを当てたい場面です。
先週は欧州中央銀行が利下げを発表しましたが、世界の金融動向は引き続き不安定な状態が続いているので、そちらは引き続きチェックしたいものです。
まとめ
ビットコインおよび仮想通貨市場は、8月からみて長いレンジ相場に。
それを踏まえると、今週というよりかは少し長い視点で相場を見る必要があるかもしれません。
引き続きレンジにおいては100万円から118万円がキーターゲットとなるので、今週大きく動く場面があれば、注目したいところではあります。