直近で「動かない」ことが話題になっていたビットコインですが、19日に下落し、前日比でおよそ3%安となっています。
本日の相場動向をまとめました。
要点
ビットコイン急落
直近でかなりボラティリティー(変動率)が低下していたビットコイン。
6月以降の中長期的な目線でみても、レンジ相場となっており「動かない」ことがメディアの中で話題に。
そんな中、19日の12時頃、値幅にして5万円ほどの急落をみせました。
ビットコイン円 19日 5分足
なお、昨日話題になっていたアルトコインも連れ安となっており、仮想通貨市場は全面安の展開となっています。
また、明確な急落要因は明らかになっていません。
短期的な動向
現在のビットコインは中長期的にトレンドの開始点になるかもしれない、極めて重要な場面にいるといえます。
そこで注目したいのが、ウィリー・ウー氏の指摘していた128日移動平均。
同氏は、強気トレンドの際、この128日移動平均線がサポートになることが多いと述べます。
実際に、チャートを確認すると、現在は128日移動平均線でサポートされています。
ビットコイン円 日足 8月~
そのため、仮に明日以降も下落するようであれば、128日移動平均線を下回ることになり、100万円割れシナリオも視野に入れておいた方がよいかもしれません。
ただ、下落トレンドが始まるのかというと、まだ本日時点ではなんとも言えません。
100万円から105万円というのは、直近3カ月で何度もサポートされてきた価格帯なので、今回もここでサポートされる可能性はまだ残されているでしょう。
引き続き取引しにくいチャート形状になっていますが、下落トレンドの開始はまず100万円を明確に割れ始めてから考えた方がよさそうです。
まとめ
直近でボラティリティーがかなり低下していたビットコインですが、19日短期間で急落。
本稿執筆時点では105万円付近を推移しており、著名アナリストアが指摘する128日移動平均線がサポートになっている形となっています。
まだ下落トレンドが開始したとは言いがたいですが、仮に明日以降も下落するようであれば、100万円われシナリオも視野に入ってくるので、しばらくはビットコイン動向が注目となりそうです。