18日の仮想通貨市場は軟調な展開でビットコインはおよそ2%下落。
直近の相場動向をふまえつつ今後の展望をまとめました。
要点
ビットコインは長いレンジ相場が継続
ビットコインは先週、200日移動平均線が位置する93,4万円近辺まで上昇する場面がみられたものの、本日の動き含め今週は下落いっぽうとなりました。
ビットコイン円 日足 9月末~
上記のチャートは、暴落した先月末からのビットコイン日足チャート、オレンジの線は200日移動平均線、青い線は21日移動平均線です。
これまで200日移動平均線に近づく場面もみられたビットコインですが、結局、1か月近く上下を繰り返すレンジ相場の様相を示しています。(赤い四角でかこった部分)
これまでにもお伝えしてきた通り、下値は83万円、上値は93~94万円と値幅10万円のボックスレンジに。
引き続きこの価格をどちらにブレイクするかが注目されますが、シナリオとしてはどちらも考えられ、200日移動平均線を下回っている以上、下値リスクには十分警戒したいです。
ビットコインはいつレンジを脱するのか
リップルなどは直近で価格上昇していますが、ビットコインに方向感が出ない以上、アルト市場全体でも上値が重い展開が続いています。
既報の通り、10月から12月は仮想通貨市場の価格が上昇しやすい時期として知られていますが、今のところ動きはなく。
11月、12月の残り2カ月の相場に注目したいところです。
また、先日は著名仮想通貨アナリスト、PlanB氏はビットコイン半減期の半年前から価格が上昇しやすいことを指摘。
17年は仮想通貨バブルで価格が暴騰、18年は年初来安値決壊で暴落でしたが、年末は過去2年間どちらかに価格が大きく動いているので、これから年末にかけての相場動向に注目。
それとともに、ビットコインのレンジ動向にも注目したいところです。
まとめ
先週、200日移動平均線が位置する価格帯まで上昇する場面をみせたビットコインですが、今週は結局週をとおして下落に。
結局、ビットコインは83万円から93万円のレンジ相場の様相を呈しており、引き続きこの価格帯をどちらにブレイクするか注目されます。
シナリオとしてはどちらにブレイクする可能性も考えられますが、17年、18年と相場が大きく動いた時期でもあるので注目したいところです。