先日、ビットコインは短期的な87万円のサポートで下げ止まっていましたが、その後決壊。
本稿執筆時点で80万円のサポートで下げ止まっており、ここで反発できるか注目です。
要点
ビットコインは80万円を守りきれるか?
ビットコインは今週、87万円をかろうじてサポートしていましたが、昨日決壊。
昨日お伝えした通り、それにより価格が大幅に下落しており、本稿執筆時点で82万円ていどで推移しています。
ビットコイン円 日足
ビットコインの80万円は今年の5月以降で一度も決壊したことがない価格帯となっています。
そのため、仮にここが決壊すれば、60万円まで価格が下落してもおかしくはないチャート形状をしています。
重要な価格帯であるため、一旦は安値をつけ反発する可能性も高いですが、今後しばらくの間はここから価格が反発するか注目でしょう。
ただ、80万円というのはかなりざっくりしたサポートであるため、正確には一度割り込んで、急激に反発するといったプライスアクションも考えられます。
どうなる年末相場
現時点で11月の下旬であり、仮想通貨市場だけに限らず金融市場、世の中のビジネスは年末に焦点が合わさってきます。
仮想通貨市場に関しては、2018年も今年と似たような動きをしており、11月中旬に大きく価格が崩れた後に、12月には30万円まで大暴落をしました。
ただ。昨年は年初来安値が決壊したためセンチメントが大幅に悪化しましたが、今年の年初来安値は3月の30万円なので、年単位のパフォーマンスで考えるとまだプラスとなっています。
また、仮想通貨市場は17年においても、年末に大暴騰した後に大暴落と価格が大きく動いたので、各材料含め今年の年末相場がどう動くかは今のうちから考えておいた方がよいかもしれませんね。
まとめ
今週、仮想通貨市場はかろうじて87万円をキープしていましたが、21日にそのサポートが決壊。
それにより、22日には再び全面安の展開となっており、今後の展開が懸念されます。
現在さしかかっている80万円というのは、今年の5月以降でサポートされている重要な価格帯となっているため、今後しばらくの間はここで価格が反発するか、年末動向を視野に入れながら注視したい場面ではあります。