今週、73万円を割り込み安値をつけたビットコインですが、2日たって底をつけた可能性が強まってきています。
直近の相場動向をまとめました。
要点
ビットコインは90万円までの上昇に注目
今週、ビットコインは今後を占う重要な価格帯である73万円をいちど割り込みましたが、それがベアトラップとなり急反発の展開となっています。
ベアトラップ・・・重要な価格帯を一度割り込み、さらに価格下落するとみせかけて急反発する現象。「ダマシ」とも呼ぶ。基本的にベアトラップは上昇のシグナルとなる。
ビットコイン円 日足 5月~
上記のチャートは今年5月からのビットコイン日足チャート。
繰り返しにはなりますが、現在は5月以降でサポートされている73万円で一度底をつけて反発、という状況です。
すでに直近のレジスタンスであった80万円は超えてきているため、90万円まで価格が上昇するか数日間動向を注視したいところ。
反対にいうと、90万円までは上昇してもおかしくはないチャート形状です。
もう少し詳しくいうと、50日移動平均線が位置し、10月に突破に苦戦した91万円~92万円までの上昇は見込めます。
ただもちろん、現在は下落途中の反発なので完全には安心できないところ。
直近ではボラティリティーも高まっているため、今後急落して再び73万円方向に下落することも考えられるため気をつけたいところです。
年末動向に引き続き注目
先日はバイナンスの調査レポートがメディアの話題に。
調査報告によれば、機関投資家・大口投資家の多くは年末に仮想通貨の価格が上昇するのを見込んでいるとのことです。
年末においては17年・18年ともに価格が大きく動いた時期。
実際に直近では価格が動き始めているので今年の年末相場も注目したいところです。
価格下落はよくないですが、まったく動かない相場よりも直近のようにある程度上下に動いて流動性があるのは、健全なマーケットといえるので、引き続き価格動向は要チェックです。
まとめ
今週、重要な価格帯である73万円を一度割り込み反発したビットコイン。
ビットコインは27日夜からさらに価格上昇しており、本稿執筆時点で底値から8万円たかい、83万円で推移しています。
先日のバイナンスのレポートにもあったように、例年価格が大きく動く年末相場へと今年も入っていくので、引き続き相場動向はチェックしたい場面ではあります。