テザー問題の急落以降、調整に入った仮想通貨市場でしたが、昨日夜に上昇をみせました。
ビットコイン・イーサリアム・リップルの価格についてまとめました。
要点
ビットコイン・リップル・イーサリアムの価格動向まとめ
平成最後となる4月30日の夜ごろから、ビットコイン、アルトコインともに全面高の展開となりました。
ボラティリティー(変動率)が市場に再び戻れば、ゴールデンウィークの値動きは注目となるかもしれません。
ビットコイン、リップル、イーサリアム主要3通貨の値動きをまとめました。
ビットコイン
ビットコインドル 1時間足 4月18日~
まず、ビットコインは先週金曜日「テザー問題」が再燃し価格が急落(チャート赤丸の箇所)。
急落後は、ボラティリティーが低下し、およそ4日間揉み合いの展開を続けていました。
しかし、昨日の価格上昇で、短期的なレジスタンスであった5200ドル(対円だと58万円近辺)を超えてきています。
このまま5200ドル以上を維持できれば、再び5400ドルを試すシナリオもありえるので、ゴールデンウィーク後半の値動きに注目でしょう。
ビットコインはテザー問題により、ドルと円チャートに若干のズレが生じているので、その点は注意が必要です。
リップル
XRPドル 日足 2019年~
リップルは昨日、主要通貨の中でも大きな上昇を見せました。
先日のバイナンスのレポートでも話題になりましたが、リップルはビットコインやイーサリアムと違いトレンドレスな安定の価格推移を続けています。
現在は50日移動平均線を超えたところで推移しているので、まずは直近の価格を維持できるか注目となるでしょう。
イーサリアム
イーサリアムドル 1時間足 4月23日
イーサリアムも昨日価格が上昇していますが、ビットコインと違い直近のレジスタンスを超えていません。
なので、157ドルを超えられるかがゴールデンウィーク後半の注目ポイントとなりそうです。
イーサリアムだけでなく、アルトコインは全般は4月に入り価格が上昇しずらい相場が続いています。
それを踏まえると、まずはビットコインが5400ドルを試す展開に入れば、短期的なレジスタンスを超えることができるかもしれません。
まとめ
平成最後となる4月30日夜、ビットコインはテザー問題で急落してからの短期的なレジスタンス5200ドルを突破してきています。
仮に今後も5200ドル以上をキープできれば、再び5400ドルの高値を試しにいく可能性があるので、ゴールデンウィーク後半は注目となるかもしれません。
リップル、イーサリアムに関しても、現在はビットコイン主導の相場が続いているので、その方向性が重要になるでしょう。
アルトコイン全体の動向としては、直近でビットコインドミナンスが上昇しているので、そちらも注目でしょう。