週末に堅調だった仮想通貨市場は昨日一時10%の大幅な価格下落となりました。
専門家の見解を踏まえた価格動向をまとめました。
要点
急落理由はとくになし?次のサポートは
昨日急落した仮想通貨市場ですが、現在は短期的に83万円をサポートにして推移しておりここから価格が反発できるか注目でしょう。
ビットコイン円 1時間足 5月13日~
この83万円から90万円という価格帯は、5月中旬に揉み合っていたレンジでもあり、今後83万円をキープできれば、揉み合った後に再び価格が上昇していく可能性があります。
82万円から83万円というのは、対ドル価格で7400ドルから7500ドルになりますが、ここも重要な価格帯となるので仮に下抜けてしまった場合は、さらに一段下のレンジに移行するシナリオもありそうです。
急落の理由は特になし?
一部では、クジラの売りが急落につながったと指摘されていますが、今回は明確なニュース(例えばハッキング事件など)があったわけではありません。
先週、当ブログでもお伝えしていましたが、「90万円」というのはチャート上で重要な価格であり、そこを下抜けたため売りが加速したのも要因のひとつとして考えられるでしょう。
専門家の見解は?
今回の急落に関しては、クジラ売りがあったと指摘されているように、対円では100万円、対ドルでは1万ドルと中長期的に節目の価格を目前にしていたビットコインにポジション調整が行われたと考察することもできそうです。
仮想通貨投資ファンドCEO、マイク・ノボグラッツ氏も今後7000ドルから1万ドルのレンジ相場に移行すると述べているように、4月からノンストップで上昇してきた仮想通貨市場が調整入りした可能性もあります。
また、以前から急落することは指摘されており、5月27日には米ウェイス・レーティングは、相場が40%程度急落する可能性を指摘していました。
これらのことを踏まえると、今回の急落は突発的なものでなく、チャート上で節目を迎えていたことや、心理的な価格帯を前に一定の売りが出たと考えることもできます。
現段階ではなんとも言いづらいですが、ますは短期的に重要な価格帯をサポートにできるか注目です。
まとめ
週末から明けにかけ、堅調に推移していた仮想通貨市場は5日に急落。
短期的には82万円から83万円(対ドルで7400ドルから7500ドル)が重要な価格帯となっているため、今後ここをサポートにできるか注目でしょう。
急落理由は定かではありませんが、4月からノンストップで上昇してきたことを考えれば、ある意味で自然なポジション調整ともいえます。
今後、ボラティリティーがおさまった後に、再び価格が上昇していくことに期待したいところです。