先週、仮想通貨市場は大きく下落しましたが、週末はやや反発する場面もみられました。
今週の仮想通貨市場の注目価格・ポイントをまとめました。
要点
ビットコインは200日移動平均線の突破に注目
ビットコインは先週、暴落したことにより200日移動平均線を下回りました。
ビットコイン円 日足 2018年11月
上記のチャートはビットコインの昨年からの日足チャート。
200日移動平均線は中長期的なトレンドを知る上で用いられるテクニカルですが、今年の4月に突破成功で上昇トレンドに転換。
しかし、先週の暴落により再び200日移動平均線を下回ってしまいました。
週明けはまだ200日移動平均線の近くで価格が推移しているので、今週はその突破が注目となりそうです。
月曜日時点では90万円きんぺんに平均線が位置しているので、ここを突破すればセンチメントが上向きになるでしょう。
反対に、今週200日移動平均線を突破できなければ、さらなる下値リスク拡大の可能性もあります。
センチメント回復には材料が必要か
ただ、上記で述べた通り、チャート形状だけをみるとかなり弱気の形状をしており、そのため投資家のセンチメントは悪いといえるでしょう。
それに加えて、現在はそのセンチメントを回復するような材料が不足していることも挙げられます。
今週、突発的に上昇する場面があれば話は別ですが、基本的には上昇につながる新しいトピック・材料も注目したいところです。
直近では落ち着きをみせている金融市場ですが、トランプ大統領の動向含め、依然不安定な状況は継続。
ダウが大きく動けば、ビットコインの値動きに影響する可能性があるので、既存の金融市場の動向も引き続き注目です。
まとめ
週末、やや反発をみせたビットコインですが、200日移動平均線が位置する90万円の突破に苦戦。
200日移動平均線は中長期的なトレンドをはかる上で重要な指標であり、引き続き突破が注目となりそうです。
材料に関しては、直近でBakktも消化したため、上昇するには何か新しいものが必要となりそう。
金融市場の動向は最近落ち着いていますが、ダウが大きく動けばビットコインの値動きに影響する可能性もあるので、引き続き世界の経済情勢には注目です。