仮想通貨市場は先週急落して以降、揉み合いの動きが継続しています。
今週の仮想通貨市場の注目価格・ポイントをまとめました。
要点
ビットコインはレンジ内での推移に
ビットコインは高値をつけて急落して以降、かなり値幅の大きいレンジ内での推移が継続しています。
ビットコイン円 1時間足 7月3日~
短期的には、3日以降下値117万円から130万円のレンジで推移(チャート赤い線の範囲)。
期間を広げると、もう少し値幅が大きくなりますが、日を追ってボラティリティーも縮小してきているため、今週はそのレンジどちらに価格がブレイクするか注目となりそうです。
仮にブレイクした際は、その方向に価格が大きく動く可能性があるので要注意です。
また、現状は上下どちらの価格にブレイク、あるいは今週もこのレンジの範囲内で推移するシナリオが考えられるので、難しい相場となりそうです。
注目材料も乏しく
現在の相場のレンジ推移は、直近の材料の乏しさをあらわしているとも言えます。
先月はG20、フェイスブックなどの大型の材料がありましたが、それらを市場が消化して停滞しているとも言えるでしょう。
また、ビットコインの上昇要因として指摘されていた「世界経済後退懸念」や米中貿易摩擦の動向が落ち着いてきているのも影響しているのかもしれません。
【高論卓説】休戦となった米中貿易摩擦 中国への打撃既に大きく、減速鮮明に https://t.co/tSinlBpN16#SankeiBiz
— SankeiBiz (@SankeiBiz_jp) July 5, 2019
また、もうひとつ既存の金融市場で注目したいのが米国の金利動向。
米国株、ダウ5日ぶり反落 早期利下げ期待が弱まる:日本経済新聞 https://t.co/CAm6I85Xfx
— 清水功哉(日本経済新聞) (@IsayaShimizu) July 5, 2019
一部では、米国の利下げが仮想通貨市場の上昇につながっているという指摘もあります。
こちらも先日利下げを見送るなど、直近では落ち着いているので、余裕のある方は既存の金融市場の動向もチェックしておきたいところです。
ビットコインETFなど、仮想通貨市場の材料は乏しいですが、今週以降で何か出てくる可能性もあるので引き続き規制関連の報道は注目です。
まとめ
ビットコインは先週に急落して以降、横ばいの動きが継続。
短期的には下値117万円、上値130万円のレンジでの推移が続いているので、今週はその価格どちらにブレイクするかまずは注目したいところです。
仮にどちらかの価格へブレイクしたら相場が再び動き出す可能性もありますが、今週いっぱいレンジで推移するシナリオも考えられます。
直近では、相場が動く材料も乏しいので、今週何か新しいニュースが出てくるかも注目したいところです。